患者さんと医療現場のコミュニケーションを円滑化する-PHRアプリ「MyHospital」

患者さんと医療現場のコミュニケーションを円滑化するアプリ「MyHospital」が2019年より本格的に稼働しました。

株式会社プラスメディ代表である永田氏が難病を患ったことがきっかけとなり、開発がスタートしたとのこと。

同氏にサービスの特徴と、今後の展望についてお伺いしました。

患者さんの日常生活と医療現場をつなぐコミュニケーションアプリ「MyHospital」

―まずはじめに「MyHospital」のサービスの特徴についてお聞かせください。

「MyHospital」は医療機関における業務効率改善および、患者さんへのサービス向上をサポートするスマートフォンPHRサービスです。

具体的には、診察を待っている患者さんは「MyHospital」を通じて待ち順案内の通知が来るので、自宅など院外で順番を待つことができます。

また、会計もアプリで済ませられ、電子カルテからアプリに届いた処方箋データもそのまま薬局に送信できるため、院内で過ごす時間を大幅に削減可能です。

さらに上記のような電子カルテデータを「MyHospital」内に蓄積できる点が最大の特徴で、現在までの治療・検査履歴やこれまで飲んだ薬の種類、飲み合わせチェックなど過去に遡って情報を確認することが可能です。

日々の暮らしの健康管理や、セカンドピニオンを聞く際の医師対患者さんのコミュニケーションがスムーズに行えるメリットがあります。

自らの難病をきっかけに開発をスタート

―どういった経緯で開発されたのでしょうか。

それまでは健康状態に特に何も問題がなかったことからほとんど病院に通うことはありませんでしたが、14年ほど前に突然とある難病を患ってしまい、定期的に病院に通う生活を送っていました。

通院を開始して、会計時に長時間待たされたり、午前中に診療が終わったのに薬を受け取るのが夕方になってしまったりということに煩わしさを感じたことがサービス立ち上げのきっかけです。

また、病気を患うと生活がある程度制限されてしまうということを実感し、病気にかかってしまった方の人生の豊かさを「MyHospital」で健康管理することで少しでも取り戻して欲しいという想いも持っています。

サービス開始当初は電子カルテとのデータ連携に苦慮しましたが、ようやく昨年から導入事例が増加してきました。

院内の滞在時間を減らすための機能が効果を発揮

―コロナウィルスをきっかけに、サービス活用方法に何か変化はありましたか。

コロナウィルス以前は、「MyHospital」が持つ健康管理のための機能が効果を発揮しているというお声をいただくことが多かったです。

「MyHospital」には過去のデータをグラフにする機能が備わっているのですが、この機能により糖尿病患者さんの生活改善に対するモチベーションが高くなったという報告もいただきました。

対して、コロナウィルス以降は院内での滞在時間を減らすという効果に対してメリットを感じていただけているようですね。

これまでも、医療機関としてはスタッフの負担を減らすために、患者さんは仕事や家事にできるだけ早く戻るために、院内滞在時間を減らしたいニーズは持っていたと思います。

ですが、コロナウィルスがきっかけで両者ともにこういったニーズが一層強くなり、診察中の時間以外はなるべく院内に滞在したくないという意識に適しているようです。

日常的な生活のなかでの一貫した健康管理サポートを

―今後の取り組みと展望について、お聞かせください。

現在は大・中規模病院を中心に導入されていますが一定の事例ができればクリニックや診療所でもスムーズに展開できると思いますので、まずはターゲットを絞りながら患者さんの満足度に貢献できるよう注力したいです。

今後は、例えば産婦人科で撮影したエコー写真からはじまり、大きくなってからの健康診断・人間ドック結果などの医療データを蓄積して、生まれてから亡くなるまでの健康改善に役立てていただけるようなサービスに展開していけたらと考えています。

重篤な病気でない限り、体調を悪くしてしまっても病院にいって薬をもらってといった、その場限りの対処で終わってしまうことが多く、なかなか自主的な健康管理を継続されている方は少ないと思います。

ですが「MyHospital」を通じて、蓄積した情報をもとにしたアドバイスやサポートを適切に行うことができれば、日常の生活の中で一貫した健康管理がしやすくなると考えています。

可能な限り、患者さんが大きな病気にかからないように、また掛かってしまっても日々の生活の豊かさを損なってしまうことがないように、今後もサービス改善に努めてまいります。

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