「日本シグマックス株式会社」ポケットエコー mirucoにリニアプローブ搭載モデルを追加

日本シグマックス株式会社(本社:東京都新宿区)は、低コストで導入できるエコー装置として好評販売中の「ポケットエコー miruco(ミルコ)」に、リニアプローブ搭載モデルを追加し、2019年9月中旬より、全国の医療機関向けに発売する。

リニアプローブ(10MHz)の搭載で「より多くの用途に利用できるエコー装置」に今回新たに搭載する10MHzリニアプローブは、「運動器」「皮下組織」「頚部」「末梢血管」「肺」など、比較的浅い組織の描出に適した設定とした。
低価格でより多くの医療従事者が利用できることを目指し、さらにリニアプローブを搭載することで、従来の腹部を中心とした用途からより多くのシーンへ利用が広がることを期待している。

医療安全向上のために「いつでも誰も(*1)が使えるエコー」への期待【経鼻胃管挿入時のチューブ観察】
 何らかの理由で経口栄養が不能となった場合に、胃管を用いた経鼻経管栄養が行われる(下図)。
通常チューブは経鼻的に咽頭、食道を経て胃内に留置されるが、挿入の際に目的とする部位(胃)以外に挿入されてしまうことがあり、誤嚥性肺炎や重篤な症状を引き起こした事例が報告されている(*2)。
一方、表層が描出できるエコー(リニアプローブ)では、食道をチューブが通過する様子をリアルタイムに確認することができる。さらに、従来の一般的なエコーはレントゲンと同様に機動性や価格の問題があったが、「ポケットエコー miruco」は操作の簡便性と低価格を実現することで、胃管挿入を行いうる病棟や看護師が幅広く使えるようになることを目指している。

*1 超音波画像診断装置の取り扱いに関する訓練を受けて認められた医師又は有資格者に限られている。
*2「医療事故の再発防止に向けた提言第6号栄養剤投与目的に行われた胃管挿入に係る死亡事例の分析(2018年9月医療事故調査・支援センター 一般社団法人日本医療安全調査機構)」

医療安全向上のために「いつでも誰も(*1)が使えるエコー」への期待②【穿刺時の血管事前確認】
静脈カテーテル挿入は、全身管理を目的に日常的に行われている医療行為。しかし、この手技に関連した医療事故が少なからず発生していたため、これまで再発防止の取り組みがなされてきた。その一つとして、ターゲットとする血管のエコーによる事前確認(プレスキャン)が推奨されている(*3)。
「ポケットエコー miruco」のリニアプローブを使って、穿刺時に静脈の性状、深さ、動脈との位置関係を確認することができる。
また、末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)は看護師の特定行為となっており、プレスキャンの上で挿入するものとなっているが、現在特定行為を取得した看護師すべてがエコーを使用できる環境ではない。
「ポケットエコー miruco」はこうした用途にも利用できる低価格を実現した。

*3「医療事故の再発防止に向けた提言第1号中心静脈穿刺合併症に係る死亡の分析-第 1 報-(平成29年3月医療事故調査・支援センター 一般社団法人日本医療安全調査機構)」

■ポケットエコーmiruco 10MHzリニアプローブ 製品特徴
・低コストで導入可能
タブレット表示機+リニアプローブ(10MHz)+附属品というシンプルな構成で、標準小売価格298,000円(税別)。低価格を実現するため訪問デモンストレーションを行わず、短期レンタル(有料)で実機を試用するスタイル。

・コンパクト設計
片手で持てて画像が見やすい7インチディスプレイのタブレット(195mm×102mm)を使用。プローブも一緒に白衣やエプロンなどのポケットに入るコンパクト設計で、合計の重さも500g以下(プローブとタブレット表示機の組合せ)と、持ち運びが楽にできる。
起動はプローブのケーブルをタブレットに挿すだけ。
わずか数秒ですぐに使用できる。観測部位の設定は2つのボタンから選択するだけでよく、直感的に操作が可能(運動器⇀表在⇀経鼻胃管⇀末梢血管⇀肺)となっている。

・2点間距離計測機能を装備
画像内の任意の位置を指で合わせることで、2点間の距離を計測できるため、対象物の大きさや距離の変化を把握することができる。

・約3時間連続使用可能で様々なシーンに対応
連続動作時間はフル充電時で約3時間と、病棟、往診、訪問看護など、使用シーンや場所を問わずいつでもどこでも使用することができる。※充電しながらの使用はできない。

・通信を使って画像共有が可能
無線LAN(Wi-Fi等)使用環境下であれば、画像のメール送信が可能。またUSB接続でパソコンに画像を保存したりすることができ、現場からの速やかな情報・画像の共有や、現場での判断に活用できる。※通信環境は別途必要。

■販売情報
「ポケットエコー miruco(ミルコ) 1OMHzリニアプローブ」は日本シグマックス株式会社が製造販売する。販売対象は全国医療機関(病医院、訪問看護ステーション等)となる。
・発売日:2019年9月中旬
・本体セット販売価格:298,000円(税別)

■日本シグマックス株式会社について
日本シグマックス(株)は「身体活動支援業」を企業使命に掲げ、創業以来「医療」、中でも「整形外科分野」に特化して各種関節用装具やギプスなどの外固定材、リハビリ関連製品などを製造・販売。近年は医療機器にも進出し、当社が先鞭をつけたクライオセラピーのためのアイシングシステムや、国内初のコードレス超音波骨折治療器「アクセラスmini」など、特徴のある医療機器を取り扱う。
また、国内No.1スポーツサポーター(*4)ブランド「ZAMST(ザムスト)」をはじめとした、コンシューマー市場への製品も展開しています。2010年からはロコモティブシンドロームを予防するための啓蒙活動の一環として、「ロコモチャレンジ!推進協議会」の正会員企業として、医療向け、コンシューマー向けにかかわらず、社会に「身体を動かす喜び」を提供している。
*4 2014年~2017年スポーツサポーター(スポーツ販売チャネルを主としたブランド商品対象)。市場メーカー出荷金額ベース、株式会社矢野経済研究所調べ、2018年12月現在。

■本件に関するお問い合わせ
日本シグマックス株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1
電話:03-5326-3205
URL:https://www.sigmax.co.jp/