クリニックの近未来を予測する(2)_Podcast『院長が悩んだら聴くラジオ』シーズン1_エピソード51全文書き起こし

クリニックの近未来を予測する(2)_Podcast『院長が悩んだら聴くラジオ』シーズン1_エピソード51全文書き起こし

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DOCWEB『院長が悩んだら聴くラジオ』この番組は開業医の皆さんが毎日機嫌よく過ごすための秘訣を語っていく番組です。 通勤時間や昼休みにゆるっとお聞きいただけると嬉しいです。

(高山)おはようございます。パーソナリティのDOC WEB編集長、高山豊明です。

(大西)おはようございます。パーソナリティのMICTコンサルティング、大西大輔です。

(高山) 院長が悩んだら聞くラジオ第51回始まりました。大西さんよろしくお願いします。

(大西)記念回の50回ですね。よろしくお願いします。今日のテーマは何でしょうか?

クリニックの近未来予測:どんなクリニックが求められる?

(高山)今日のテーマは、前回に引き続きクリニックの近未来を予測しながら、「こんなクリニックがあったら面白いよね」という話をしていきたいと思います。

クリニックの近未来:3つのキーワード

(大西)近未来の話、前回もしましたけど、キーワードは3つありましたね。

1つ目は、コンビニのような利便性を考えると、自由診療が進むのではないか。つまり新しい医療の形です。

2つ目は無人化。人がどんどんいなくなるのではないかということです。

そして3つ目はオンライン。これらのキーワードで話を進めていきましょう。

(高山)そうですね。この後、実際に最新型のクリニックを作るにはどうすればいいのか、どういったクリニックが作れるのか、という話をしていきたいと思います。

具体的なクリニック像:日本橋の事例

(高山)どんなクリニックを作ったらいいのか考えている中で、私たちドックウェブは、クリニック開業物件の紹介業務に携わることになりました。

東京の日本橋に新しいビルが建ち、その1階と2階の区画にクリニックを誘致することになり、私たちが窓口となって業務代行をしています。

最新のビルですし、今後20年、30年と長く使っていただける、未来思考型のクリニックに入居していただけたらと考えています。

オフィス街なので、昼間は時短ができるクリニックが理想的です。

この辺りはマンションが増えて夜間人口も増加しているので、利便性の高いクリニックが求められると考えています。

共働き世帯も多いので、そういったニーズにも対応できるといいですね。

(大西)日本橋は再開発が進み、昔とはイメージが変わりましたね。

昔はクリニックを開業するには難しい場所だと考えていましたが、今は人が住むようになり状況も変わりました。

マンションも増えましたね。

オフィス向けだけでなく、共働き世帯や夜間人口も含め、朝、昼、夜それぞれの時間帯のニーズに対応できるクリニックがいいですね。

時間帯別のニーズと多毛作経営

(高山)マクドナルドのように、朝、昼、夜と時間帯別のニーズに合わせたバリエーションがあると面白いですね。

患者層を一括りにせず、それぞれの時間帯のニーズに合わせた医師を配置し、予約枠をうまく活用することで、クリニックの稼働率を高めることができるはずです。

(大西)朝は内科、昼は皮膚科、夜は薬の処方箋をもらうためのニーズなど、時間帯によって需要は変化します。

オンライン診療も取り入れ、2毛作、3毛作、4毛作のように、様々なニーズに対応できるといいですね。

予約枠をどのように埋めていくかが重要になります。

(高山)まさにホテルのような予約システムですね。

飲食店もモバイルオーダーなど、予約システムが進化しています。

(大西)ファストフードやカフェ、牛丼チェーンなども、事前に注文して取りに行くスタイルに変化しています。

クリニック設計にも、こういった変化を取り入れる必要があるでしょう。

未来型の医師像とクリニックコンセプト

(大西)開業のお手伝いをする際に、「どんなコンセプトのクリニックを作りたいですか?」という質問に対して、明確なビジョンを語れる医師だと良いですね。

他のクリニックのいいとこ取りをするだけでなく、独自のコンセプトを打ち出せる能力が重要です。

(高山)ビジネスマインドの高い先生方は、まず自由診療などで収益を確保し、そこから次の展開を考えています。

優秀な医師たちが、自分の能力を最大限に活かす方法を模索している時代です。

(大西)医師は国家資格であり、選ばれた存在です。

しかし、資格を取得したからといって必ずしも医者として働く必要はありません。

様々な可能性を追求できる、未来型の医師が増えていくでしょう。

開業はリスクが伴いますが、そのリスクを楽しめる人が向いていると思います。

(高山)リスクを前向きに捉え、ワクワク、ヒリヒリしながら開業に取り組める先生を募集したいですね。

(大西)そのためには、募集の仕方も変える必要があるかもしれません。

「目的があり、ビジョンがあり、面白いことをやりたい先生を募集します」といったように。

ネット時代に対応したクリニックと患者行動の変化

(高山)昔はクリニックの区画を売る際に、「内科募集」「皮膚科募集」のように募集していましたが、今は違います。

どんなニーズにも対応できる、柔軟なクリニックが求められます。

(大西)ネット時代になり、立地よりもネット上での存在感が重要になっています。

患者さんも、散歩中にたまたま見つけたクリニックに行くのではなく、ネットで検索して予約する時代です。

(高山)ネットでの評判も大切ですが、実際に訪れた時の利便性も重要です。

高級感よりも、いかにスムーズに診療を受けられるかが重視されます。

(大西)タイパ(タイムパフォーマンス)重視の時代に合ったクリニックであるべきです。

ネットサーフィンで情報収集し、目的を持って来院する患者さんを想定した設計が必要です。

まとめ

(大西)今回は、クリニックの近未来を予測しながら、どんなクリニックが求められるのかについて話しました。

(高山)参考になれば幸いです。大西さん、ありがとうございました。

(大西)ありがとうございました。

(高山)院長が悩んだら聞くラジオ 今回もお聞きいただきましてありがとうございました。

この番組への感想は「#院長が悩んだら聴くラジオ」でXなどに投稿いただけると嬉しいです。番組のフォローもぜひお願いします。

この番組は毎週月曜日の朝5時に配信予定です。それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。

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この記事の執筆監修者

DOCWEB編集部(一般社団法人 DOC TOKYO)

DOCWEB編集部は、2016年の設立以来、一貫してクリニック経営者の皆さまに向けて、診療業務の合理化・効率化に役立つ情報を発信しています。
クリニックの運営や医療業務の改善に関する専門知識をもとに、医療機関の実務に役立つ情報を厳選してお届けしています。