オンライン診療に特化した次世代クリニックが誕生

独自のオンライン診療サービス「スマホ診」を中心に診療を行うクリニック「つなぐクリニックTOKYO」(東京都中央区)が、2019年5月30日にグランドオープンした。
保険診療のオンライン診療は、通常、初診から6ヵ月間の対面診察を経てからでなければ利用することができない。また、3ヵ月に1回は対面で診察を受けることが必要だ。しかし、同院のオンライン診療サービス「スマホ診」は、自費診療を採用しているため、初診のみ対面診察を行えば再診(2回目の診察)以降、オンライン診療を利用できる※。
さらに、続けやすい料金設定で、定期的に通院が必要な生活習慣病患者にとって最適なサービスになっている。同院では、「スマホ診」を通し、生活習慣病患者の通院に対する不満を解消し、未受診者や治療離脱者を減らすことで、循環器系疾患に関連する医療費の削減や死亡率低下を目指している。
※医師の判断で、オンライン診療または当院の医療サービスを受けられない可能性もある。

■オンライン診療サービス「スマホ診」 の特徴
オンライン診療サービス「スマホ診」は、再診(2回目の診察)以降、オンライン診療を利用できるだけでなく「完全予約制で待ち時間なし」や「お薬はポスト配送で受け取り不要」など、時短で通院しやすいサービスを提供している。

■生活習慣病患者の3人に1人は、「診察までの待ち時間」に不満
同院で、生活習慣病患者の通院に対する不満を調査したところ、通院者の約7割が何らかの不満を抱えており、中でも「診察までの順番待ちが長い」「予約しても待たされる」「通院のための時間をつくるのが負担」など、時間的理由による不満が上位を占めていることが明らかになった。

■わずか10分の診察のために3時間以上待つ患者も存在
上記と同調査において、医師の診察の半数以上は10分未満である一方で、移動時間、受付待ち時間、会計待ち時間、薬の受け取りにかかる時間などを合計した所要時間は、最頻値で約1時間、中には2~3時間かかっている患者も少なからず存在することが明らかになった。

■心筋梗塞などの循環器系疾患の医療費がトップ、死亡率も上位に
生活習慣病に罹患することで、循環器系疾患のリスクは高くなる。
循環器系疾患の医療費は、新生物(ガン)を上回って年間5兆9,333億円と全疾患の中で最も多く1位に、また死亡率においても新生物(ガン)に次いで2位となっている。
医療費や死亡率を軽減するためには、生活習慣病の治療を早期に行い、重症化を防ぐ必要がある。そのため、同院では、オンライン診療サービス「スマホ診」を通して、通院しやすい環境や医療サービスを拡充し、未治療者や治療離脱者を減らすことを目指している。

■つなぐクリニックTOKYO
HP:https://www.sumahoshin.or.jp/