救急外来に必要な機能を「NEXT Stage ER」に集結 「ドクターカーアプリ」「待合室問診アプリ」を追加リリース

TXP Medical株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:園生智弘、以下TXP Medical)は、同社が全国の救命救急センター・救急指定病院向けに提供している、救急外来診療に特化したデータ管理システム「NEXT Stage ER」の「ドクターカーアプリ」「待合室問診アプリ」をこのたび追加リリースした。

「ドクターカーアプリ」では、音声入力・音声コマンド機能で、バイタルサインや病歴、処置記録の入力が可能となり、また「待合室問診アプリ」では、待合室で患者が病歴や既往歴等を自己入力することが可能となることで、入力された情報がQRコードを用いてワンタッチで院内ネットワーク上の「NEXT Stage ER」に取り込まれる仕組み。
これにより、従来のトリアージ、救急外来カルテ記載、台帳の作成機能に加えて、病院の外との情報連携機能が大幅に強化されることとなる。病院救急外来に必要な機能をすべて「NEXT Stage ER」プラットフォーム上に実装していく。

■ドクターカーアプリ
処置で手が塞がっている状態でも、スマートフォンを用いて最小限のクリック数で処置記録・バイタル記録の音声入力が可能なアプリケーション。単なる音声入力ではテキストに変換される際の誤変換に伴うストレスや、変換されたテキストデータを各データフィールドに再配置する煩わしさがあった。本アプリケーションでは、音声入力で生じた誤変換をテキスト変換技術により適切な表現に自動変換した上で、音声で入力先フィールドを指定してデータを配置するような音声コマンド機能を搭載している。
本情報はQRコードを用いて、院内ネットワーク上の「NEXT Stage ER」にワンタッチで取り込みが可能となっている。これにより、従来紙で運用されてきたドクターカー内の記録をデジタルで迅速に収集、カルテに転記するまでが一貫して実施可能となる。

■待合室問診アプリ
待合室で患者がスマートフォン・タブレットを用いて病歴や既往歴等を自己入力することができるアプリケーション。救急外来・初診外来の予診に要する時間や、予診を担当する看護師の業務負荷軽減、患者待ち時間の短縮を実現する。加えて、問診結果をQRコードで院内ネットワーク上の「NEXT Stage ER」に取り込むことで、カルテ記載に要する時間の削減を実現し、救急医療機関の業務効率化・患者満足度の向上に寄与する。

「NEXT Stage ER」は、救命救急センターをはじめとする全国16病院で導入内定・稼働している(2019年9月末日現在)。急性期医療現場における患者満足度向上、医療者の業務効率向上、正確なデータ収集効率向上の3要素を同時に実現することをコアコンセプトとしている。今回の2つのアプリケーションをオプション機能として追加することで、病院前救急を積極的に行っている3次救急医療機関や、多数のwalk in患者が来院する医療機関など幅広い救急医療機関のニーズに応えることが可能になる。

※本技術開発には、2018年10月11日から参画した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」の研究開発資金を一部充当し、開発を推進している。

■本件に関するお問い合わせ
TXP Medical株式会社
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