多言語通訳サービスで心通う医療を全ての患者に|開業医が選ぶ 「Medi-Way」で広がる診療の輪 

多言語通訳サービスで心通う医療を全ての患者に|開業医が選ぶ 「Medi-Way」で広がる診療の輪 ❘文化と心に寄り添うオンライン医療通訳

はじめに

近年、日本における外国人居住者や訪日外国人の増加に伴い、医療現場での言語コミュニケーションの課題が顕在化しています。特に、クリニックを経営する医師にとって、多言語対応は避けて通れない重要な課題となっています。
言語の壁は、適切な診断や治療を妨げるだけでなく、患者の安心感や満足度にも大きく影響します。

そこで注目されているのが、オンライン医療通訳サービス「Medi-Way」です。

今回はMedi-Wayを運営する、東和エンジニアリングの東和通訳センター長、中牟田様にその詳細と事例を交えた活用方法についてお話を伺いました。

※掲載当時のインタビューに基づきます。

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インタビューに応じて頂いた中牟田氏
インタビューに応じていただいた東和エンジニアリングの東和通訳センター長 中牟田氏

Medi-Wayの概要と特徴

ゴーリー
ゴーリー

本日は、オンライン医療通訳「Medi-Way(メディウェイ)」についてお話を伺います。

東和通訳センター長、中牟田様よろしくお願いいたします。

中牟田氏
中牟田氏

よろしくお願いいたします。

ゴーリー
ゴーリー

まず、Medi-Wayの概要と特長について教えてください。

中牟田氏
中牟田氏

Medi-Wayは、医療現場に特化したオンライン通訳サービスです。

専門の教育を受けた医療通訳者が、24時間365日対応しています。

ゴーリー
ゴーリー

24時間365日、専門の方に対応してもらえるのですか。それはすごいですね。

中牟田氏
中牟田氏

休日や夜間の救急対応にも安心してご利用いただけます。

外国人患者と医療従事者との間のコミュニケーションを、受付から診察、会計に至るまでシームレスにサポートします。

デバイスはタブレット、スマートフォン、パソコンなど多様に選択でき、映像や音声による通訳サポートを提供します。特別な回線や機器は不要で、一般的なインターネット回線があればご利用いただけます。

デバイスは貸出も可能で、クリニックの現行設備に柔軟に対応する形で導入することができます。

ゴーリー
ゴーリー

料金体系はどのようになっていますか?

中牟田氏
中牟田氏

クリニックのニーズに合わせて柔軟に設計されています。

基本的には従量課金制を採用していますが、地域特性や利用頻度に応じた料金設定のカスタマイズも可能です。
例えば、外国人居住者が多い地域のクリニックには定額制プランを提供するなど、クリニックの実情に合わせて柔軟に対応しています。そのため、必要に応じて無理なく多言語対応を実現できます。

東和エンジニアリングMedi-Wayの特徴

プロダクトの誕生ストーリーを教えてください

ゴーリー
ゴーリー

大変便利な医療通訳サービスのMedi-Wayですが、どのように誕生したのでしょうか?

中牟田氏
中牟田氏

多民族国家であるアメリカへの、医療現場視察が開発のきっかけです。

アメリカでは英語を話せない住民も多くいます。母語が他言語の患者に対応するため医療通訳の導入が20年以上も前に、すでに法律で義務付けられ、運用されていました。
この経験から、日本の医療現場でも同様のニーズがあるのではないかという着想を得ました。

東和エンジニアリングはシステムインテグレーターとして、この課題に対してICTを活用したオンラインサービスで専門の医療通訳を提供できるのではないかと考え、Medi-Wayの開発に着手しました。

東和タブレット
多言語に対応するMedi-Way

文化や心に寄り添う「人による医療通訳」の真価

ゴーリー
ゴーリー

近年はAI翻訳も発達してきましたが、人が医療通訳をおこなう意義についてお考えをお聞かせください。

中牟田氏
中牟田氏

医療用語はものすごく幅が広くて奥が深いです。正確さは当然のことながら、

専門的な医療従事者の言葉を、その患者が理解できる表現にしてお伝えする、ということにこだわってトレーニングをしています。

ゴーリー
ゴーリー

通訳といっても、そのまま言葉にするもの、人に寄り添って伝えるもの、色々な観点があるのですね。

中牟田氏
中牟田氏

そうですね。

近年、自動翻訳が進化していますが、例えば精神科医療や緩和ケアなどの場面では、医療従事者の方々は慎重に言葉を選んで伝えます。

外国人の患者は、それに加えてその患者の国の文化や宗教による考え方の違いを考慮する必要があります。


そういったことの理解を深めた上で伝えることは、人にしかできない。

人の心に寄り添う、人による通訳はとても大切だと考えています。

専門的な研修を受け、人の心の寄り添った医療通訳を届ける東和通訳センター
専門的な研修を受け、人の心の寄り添った医療通訳を届ける東和通訳センター

クリニックでの具体的な活用事例

ゴーリー
ゴーリー

大変感銘を受けました。ありがとうございます。

では、実際に活用されているクリニックさんの事例を教えてください。

中牟田氏
中牟田氏

はい。外国人患者さんを受け入れている精神科クリニックの事例をご紹介します。

精神科診療では、患者さんの言葉や感情を正確に把握することが、診断と治療方針の決定に直結します。
言語の壁があると医師が患者の訴えを正確に理解することが困難であり、患者さんにとっても不安要素が増えるという課題がありました。

英語を話せる医師は比較的多いですが、患者さんはあらゆる国から来ており、英語を話せるとは限りません。そこでMedi-Wayを導入していただいたことで、患者さんの母語でのコミュニケーションが可能になり、訴えや症状を正確に把握できるようになったようです。

より安全な診断・診療につながって、患者さんも安心して治療を受けることができるようになった
とクリニックの先生からお話をいただきました。
患者さんの信頼感や満足度の向上、さらにはクリニック全体の診療品質にも貢献できた事例です。

クリニックにおける多言語対応の重要性

ゴーリー
ゴーリー

ありがとうございます。クリニックの先生に向けて、メッセージをお願いします。

中牟田氏
中牟田氏

現在、外国人の方が医療を受ける際には、多言語対応が可能な大病院を選ばざるを得ない状況が続いています。

しかし、地域のクリニックでも多言語対応を整えることで、外国人患者が身近な場所で安心して受診できる環境を提供することができます。

多くの医療機関では、医師法に基づき患者を拒むことはできないものの、言語の壁によって外国人患者の対応に難しさを感じているのが現状です。

そこで、クリニックが手軽なオンライン医療通訳を活用して多言語対応を導入すれば、外国人患者を安心して受け入れる体制が整い、地域医療の発展にもつながります。

また、クリニックの規模であれば、受付から診察、会計まで通訳サポートを一貫して提供することができ、スムーズな対応が可能です。
こうした多言語対応を通じて、クリニックが「外国人も安心して診療を受けられる」という姿勢を示すことで、日本全体の医療サービスの質が向上し、外国人患者にとってより身近で頼れる医療環境が整っていくと考えられます。

ゴーリー
ゴーリー

クリニックの先生方もきっと同じ思いなのではないでしょうか。

これからの展望

ゴーリー
ゴーリー

今後の展望や会社としてのビジョンについて教えてください

中牟田氏
中牟田氏

日本で過ごすすべての外国人の方々が、日本全国どこでも近くの医療機関で安心安全に医療が受けられる体制作りに貢献をしていきたいです。

医師会や歯科医師会、薬剤師会といった地域医療を担う団体への展開も視野に入れています。
補助金などが今よりもさらに拡充していくと、導入しやすくなるだろうと考えています。

ゴーリー
ゴーリー

中牟田さん、本日はありがとうございました!今後のご活躍を楽しみにしております。

外国人も安心して診療を受けられる日本を目指すMedi-Way推進部の松枝さんと中牟田さん
外国人も安心して診療を受けられる日本を目指すMedi-Way推進部の松枝さんと中牟田さん

まとめ

Medi-Wayは、増加する外国人患者への対応として、医療現場における言語の壁を解消するオンライン医療通訳サービスです。24時間365日体制で、専門の医療通訳者による、必要に応じた多言語対応を実現することができます。

AI翻訳が進歩する現代においても、患者の文化や宗教、感情を理解した上でのコミュニケーションは人にしかできません。

Medi-Wayの導入により、外国人患者は母語で安心して治療を受けられ、クリニックは診療の質向上に繋げることが期待できますね。地域医療の発展のためにも、クリニック経営において多言語対応の重要性を再認識する必要がありそうです。

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