経済産業省が目指すデジタルシフトによる患者の価値を中心にした医療の姿 2022/07/14

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講演者:藤原 崇志 氏
所属先:経済産業省 商務サービスグループ ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室 室長補佐

動画詳細

近年、医療分野では従来の古典的なスタイルに加え、コロナ禍による遠隔診療や治療支援アプリなどの新たなアプローチが増えています。

このような医療のIOT化やデジタル化、プログラム医療機器の進展に関連して、経済産業省の取り組みも進んでいます。 診療プロセスの可視化が重要視され、個々のデータをビッグデータとして管理することで新たな可能性が広がると期待されています。特に注目すべきは、アメリカの糖尿病患者向けのIDx-DRサービスで、眼底検査の結果をAIが判断し、通院の必要性を判断する仕組みです。

個別化医療が求められる中、患者の価値観に応じた治療が提供されるべきとされていますが、選択肢が多すぎると患者や医療従事者が戸惑う可能性も指摘されています。

そのため、より患者中心の医療が実現するためには、患者と医療従事者の間での意思疎通がスムーズに行われる環境整備が必要です。

講演者プロフィール

経済産業省 商務サービスグループ ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室 室長補佐
藤原 崇志 氏

2009年に愛媛大学卒業後、倉敷中央病院で初期研修及び、耳鼻咽喉科の診療・臨床研究を行っていました。その後個人的に行政の分野に興味があったこともあり、2020年10月より現在の職場に異動しました。
現在は、所属している医療福祉機器産業室という名の通り、医療機器と福祉機器に関する業務を行っています。具体的には開発資金の補助事業や産業振興のための環境整備になります。
プログラム医療機器やICTツールは、法規制についてのガイドラインがないと新規参入がしにくくなります。ですので、そのためのガイドブックを作ったり、治療用アプリを開発する際にどんなことを考えて作れば良いか、どんな内容を目標設定すべきかを情報発信するなどが業務の中心です。