日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社、クリニック向け自動受付精算機を販売開始

日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役 取締役社長:八木 鉄也/以下、日立オムロンターミナルソリューションズ)は3月25日から、診療時の受付と精算を一台で取り扱いできる「クリニック向け自動受付精算機」の販売を開始した。
本製品は、簡単な操作で患者さま自身による受付と精算の処理を可能とする自動精算機で、電子カルテやレセプトコンピューター(以下、レセコン)と連携することで事務スタッフによる入力作業が不要になる。
受付や会計での待ち時間短縮につながるとともに、事務スタッフの業務効率化を推進し、働き方改革を支援する。卓上タイプのコンパクトな機器は、窓口カウンターなど限られたスペースにも設置でき、中小規模のクリニックに導入しやすいサイズとなっている。

製品URL
https://www.hitachi-omron-ts.co.jp/products/payment/001/index.html

製品販売の背景

現在、日本の社会は少子高齢化により、医療などにおける現場の負担が増えるとともに、労働人口の減少がさらに深刻化することが懸念されています。
特に、地域医療を支える中小規模の病院や診療所などのクリニックは、多くの患者を抱え、窓口や待合室が混雑し待ち時間が長くなり、患者だけでなく事務スタッフにとっても大きな負担になっている一方で、大規模病院のような大きな設備投資は難しく、自動化・デジタル化などの効率化が進んでいないのが現状です。
社会の変化に伴い、事務スタッフを確保するために働きやすい職場環境と、患者にとっても快適で魅力のある、選ばれるクリニックづくりが求められています。

■今回、新たに提供開始した「クリニック向け自動受付精算機」は、患者が画面のタッチと診察券のQRコードをリーダーにかざす簡単な操作で、受付および精算をセルフサービスで行うことができる製品である。
電子カルテおよびレセコンとの連携ができるため、患者が受付操作するだけで電子カルテへの連動や、診察後の会計計算でのレセコンへの連動が自動化し、人手を介することなく、スピーディーに受付、支払の処理が可能となる。
これにより、入力ミスの削減だけでなく、現金レジの締め処理時間の短縮による残業の削減など効率向上が期待される。

日立ヘルスケアシステムズ株式会社の電子カルテシステム「Hi-SEED W3」シリーズと、日本医師会ORCA管理機構の医事会計システム「日医標準レセプトソフト」との連携が可能。
今後さらに対応可能な電子カルテとレセコンを順次拡大していく予定だ。

■本製品はコンパクトな設計で、オプションのアタッチメントや設置台を用意しており、限られたスペースの窓口カウンターや床上に自立させるタイプなど、さまざまな設置環境のニーズに応えることが可能。
精算時の決済方法は、現金に加えて、今後クレジットカードと電子マネーの利用が可能となる予定。

本件に関するお問い合わせ

日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
メカトロビジネス推進センタ 事業化企画・営業部 [担当:三宅、岩本]
〒141-8576 東京都品川区大崎一丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館
TEL:03-5719-6720 (ダイヤルイン)