現役の医師が手がけるプログラミングスクールが開校

医療法人社団新潮会(所在地:東京都足立区、理事長:北城 雅照)は、医者や看護師などをはじめとした医療者向けのプログラミングスクール「ものづくり医療センター」を2021年6月にトライアル開校を実施し、プログラミング教育入院希望者を募集する。
ものづくり医療センターは、既存のエンジニアへの転職を目指すプログラミングスクールとは異なり、医療者にテクノロジーという武器を身につけてもらうプログラミングスクールとなっている。

学ぶテクノロジーを絞らず、幅広い技術を学ぶ

既存のプログラミングスクールはWebサイト作成など決まった制作物を作っていくケースが多いが、現場の課題はそれぞれ異なるため、Webを学べば解決出来るという訳ではない。
同スクールでは、学生が実現したいことをカタチにすること、つまり、自身が考えたアイデアをテクノロジーで実現することが出来る人材の育成を目指している。そのため、Webに限らず、IoT、VR、AI、RPA、LINE BOTなど様々な技術ジャンルに触れていく。

これまでのプログラミングスクールは、病院で言い換えるなら、例えば人工関節置換術の予定入院などのように、はじめから決まった治療方針で単科病院に入院するようなものが一般的であった。しかし、同院の入院方針は異なり、今回入院する人に合わせ、様々な治療方針を提案する。その上で、最終的に入院した人が治療方針(自分が使ってみたい技術)を選択し、退院(卒業発表)を目指す。

明確な課題を現時点で持っていなくても問題なし

同院では医療現場の課題を自身で解決できる人を育てることを目指しているが、テクノロジーなどの手段や選択肢を知らないと課題を課題として認識出来ないことも課題の一つと考えている。そのため、多くの選択肢(技術)を知ることで気付きを得られる場になることも目指していく。入学時点で明確に課題が言語化できていなくても、授業を進めながら一緒に課題を考えていき、そのためにアイデアワークショップも授業に取り入れていく。
医療関係者でプログラミングやテクノロジーを扱える人はまだまだ少ないが、医療 x テクノロジーを兼ね備えた人材が集う場所を作っていく。

プログラミングの基礎などは既存の公開されている資料を活用、ハードウェアも扱うカリキュラムへ

同院では、基礎部分は公開されている資料や教材を活用することで、より発展的な内容に注力することを可能にしていく。プログラミングを学ぶことを目的とせず、サービスを形にすることや課題を解決することをいち早く行える人材育成を目的として授業を行なっていく。
昨今では様々なテクノロジーが話題となっているが、特にIoT・ハードウェアなどは現場仕事が発生する医療現場の課題解決に寄与する可能性が高いため授業にも取り入れていく。その他、クリニックなどの事務作業効率化のニーズに合わせて、RPAやチャット連携の仕組みなども授業で触れる想定。

実施概要と申し込み方法

【スケジュール】 週1回の授業の実施及び制作課題、2021年6月〜8月の3ヶ月程度を予定
【実施形態】 オンライン授業 (ビデオチャット+テキストチャット)
【申し込み方法】下記フォームから
 URL: http://bit.ly/moisen_trial

本件に関するお問い合わせ先

医療法人社団新潮会
所在地: 東京都足立区足立1-12-12 足立メディカルモール8F
電話番号: 03-5845-9700
URL:  https://adachikeiyu.com