医薬品情報プラットフォーム「AI-PHARMA」が大幅リニューアル

木村情報技術株式会社(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役:木村 隆夫、以下「木村情報技術」)はこのたび、薬剤師を中心とした医療者の医薬品情報に関するデータの収集・管理・共有を効率化する、医薬品情報管理プラットフォーム「AI-PHARMA」(アイ・ファルマ)を大幅リニューアルした。

「AI-PHARMA」はAI技術を持つ木村情報技術が開発し、岡山大学(所在地:岡山県岡山市、学長:槇野 博史)、岡山大学病院(同、病院長:前田 嘉信)、同院薬剤部(薬剤部長:座間味 義人)、同院人工知能応用メディカルイノベーション創造部門(教授:神崎 浩孝、以下「岡山大学病院」)が監修したシステムで、2020年4月に提供を開始した。現在、導入医療施設は200施設を超え、利用者数は約1,500名となっている。

これまで「AI-PHARMA」は、主に医薬品情報に関する“データベース検索・登録システム”として利用されてきた。今回のリニューアルにより、利用者の利便性向上を図るとともに、医療者同士で情報共有ができるコミュニケーションツールへと進化する。

リニューアルのポイント

・掲示板機能の追加
日々医療現場で生じる疑問を「AI-PHARMA」上に投げかけることで、利用者皆で議論・解決・共有が可能。

・お知らせ機能の追加
所属内外へ簡単にお知らせができる一括お知らせ機能やコメント機能が追加される。
所属内のみに周知したい事務連絡から、研修会や学術大会等の所属外へ幅広く告知したいことについても利用できる。

あわせて、サイト内の様々な情報を一括で検索できる横断検索機能の追加、トップ画面の全面リニューアルも行う。

「AI-PHARMA」について

これまでは医療者、特に薬剤師の医薬品情報入手において、「多くの情報源から多岐に渡る情報を入手するのに時間がかかりスキルが必要となる」、「一度入手した情報が管理・共有されていない」、という課題があった。
「AI-PHARMA」は、医薬品情報を収集・管理・共有するクラウドシステム。医療現場で収集した医薬品情報をデータベース化でき、お知らせ・掲示板機能による双方向性の情報共有が可能。
小規模から大規模の医療機関や団体まで幅広く対応し、組織内外の病院・薬局など医療者同士でより実用的な情報交換をすることができる。医薬品情報と医療者をつなぐデジタル・プラットフォーム=“スマートDI室”として、多くの医療者に、持続的に使用できるよう期待を込めて開発した。2023年6月までに登録者数3万人、25%以上のアクティブユーザー率を目指す。

・利用者の状況(2022年1月現在)
 導入施設数(病院、クリニック、薬局) 224施設、利用者数 1,452名

・利用対象者:医療機関・医療者限定
 薬局内、病院内、学会内、コミュニティ(薬剤師会等)内の情報共有に最適。
 導入費用・ランニングコストは不要。

「AI-PHARMA」の主な機能

(1)情報収集
・掲示板
日々医療現場で生じる疑問をAI-PHARMA上に投げかけることで、利用者みんなで議論・解決・共有できる。

・横断検索
Q&A記録、経験、症例、掲示板、外部検索サイト(Google)を一括検索できる。

(2)情報管理
・所属内DI記録
所属施設独自のDIデータベースを作成できる。
また、施設内データベースや他施設の全体公開データベースから単語検索をすることも可能。

・症例(プレアボイド)
日本病院薬剤師会提唱のフォーマットに対応しており、プレアボイドを収集・管理・検索・共有できる。

(3)情報共有
・お知らせ
所属内外へ簡単にお知らせができる一括お知らせ機能やコメント機能を実装。

・DIナレッジシェア
医薬品に関して文章(自然言語)で問合せをすると、AIが問合せの内容を理解し、データベース内から最適な回答を返す。

AI-PHARMAサイト:https://aipharma.jp/
※現在、申込みは医療施設単位のみ。2022年春からは、医療者個人単位での申込みも可の予定。

本件に関するお問い合わせ先

木村情報技術株式会社
所在地:佐賀県佐賀市卸本町6-1
電話番号: 0952-31-3901(報道関係)、0952-97-5010(「AI-PHARMA」の利用)
URL:  https://www.k-idea.jp