「AIメディカルサービス」がシリーズCラウンドで総額80億円を調達

株式会社AIメディカルサービス(本社:東京都豊島区、代表取締役 CEO:多田 智裕、以下「AIM」)は、SoftBank Vision Fund 2をリード投資家とし、既存投資家のグロービス・キャピタル・パートナーズ、WiL, LLC.、インキュベイトファンドが参加するシリーズCラウンドにおける、総額80億円の資金調達を発表した。日本の医療AI開発企業としては初の投資事例となる。
SoftBank Vision Fund(以下「SVF」)は世界最大級のテクノロジーファンドで、AI関連企業への投資を行っており、その設立から2021年末までの累計投資額は1,296億ドル(※)。今回の資金調達により、AIMはAIを活用した内視鏡診断支援システム(以下「内視鏡AI」)を全世界に展開すると共に、内視鏡AIのクラウドプラットフォーム構築を加速させる。
※設立から2021年12月までのSVF1とSVF2の累計投資額(ソフトバンクグループ株式会社2022年3月期第3四半期投資家向け説明会資料から引用)

AIMのミッション

がん患者の年間死亡者数の内、約30%が消化管のがんで亡くなっている。この数値は、日本および世界において最も大きい数値になる。がんは早期に発見できれば大概は完治可能だが、発見が遅れると命にかかわる。内視鏡検査は早い段階で消化管のがんを確定診断できる唯一の検査である。AIMはAIを活用することで、検査精度の向上やがんの早期発見を促し、世界中の患者の命を救うことを目指している。

内視鏡医療の日本のポジション

内視鏡医療において、日本は発祥の地であり、世界をリードしている。そのため、日本に蓄積されているデータは、質・量ともに世界の最高水準を誇る。したがって、日本の内視鏡医の英知を集めて開発された内視鏡AIは、世界市場で十分に勝負できるポテンシャルをもっている。

ソフトバンクグループとの協業

今回の資金調達に伴い、AIMはソフトバンクグループの協力を得て、日本の内視鏡医の英知が結集した内視鏡AIを全世界に展開していく。そして更なる未来に向けて、当初はオンプレミスで展開する内視鏡AIを、将来的にクラウドプラットフォームとして展開していく。内視鏡AIのクラウド化が実現できれば、世界中の誰もが最先端の内視鏡医療を受けることが可能になり、早期がんの発見、死亡者の減少が期待できる。

・本資金調達によるAIMの方針
1.グローバル事業の加速化
 →米国・アジア等における医療機関との共同研究および製品開発の推進
 →グローバル展開を推進するタレント・エンジニアの獲得
2.世界の消化器がんを撲滅するクラウドプラットフォームの実現
 →全世界の内視鏡室とAIをクラウド上で連携するプラットフォームを構築

本件に関するお問い合わせ先

株式会社AIメディカルサービス
所在地: 東京都豊島区東池袋1丁目18-1 Hareza Tower11F
電話番号:03-6903-1028
URL:  https://ai-ms.com/