メドピアグループ、「アルフレッサ」と共同し、医療機関起点の薬局向け処方箋画像事前送信サービス「やくばと」を開始

メドピア株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽、以下「メドピア」)は、アルフレッサホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 隆治)の連結子会社であるアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神 雄介、以下「アルフレッサ」)との間で、 2022年3月22日付で公表した共同事業展開に関する検討を重ねた結果、メドピアが2022年7月1日付で設立した完全子会社(株式会社やくばと)において、医療機関起点の薬局向け処方箋画像事前送信サービス「やくばと」を開始すること及び「やくばと」の事業拡大に向けた取り組みを共同で行うことに合意した。なお、メドピアとアルフレッサは、株式会社やくばとの合弁会社化に向けた検討を継続していく。

「やくばと」事業開始と業務提携の理由

オンライン服薬指導(※)について特例措置の恒久化の議論が進み、2022年3月31日より大きくその実施要件が緩和されている。また、2023年1月から電子処方箋の運用開始が見込まれているなど、医療機関を取り巻く規制改革・データヘルス計画が加速している。このような急速な変化の過渡期においては、医療提供フローの変化に早期に対応すべく、医療機関、薬局が連携し、患者にとって具体的な価値体験を提供していくことが必要になる。
この度、メドピアの医療従事者・医療機関・薬局向けサービスの企画・運営ノウハウやデジタル技術と、アルフレッサの医療従事者・医療機関・薬局向けのリアルでの接点という、両社の強みを掛け合わせ、規制改革・データヘルス計画によって更に利便性が高まる、処方箋画像事前送信による薬局予約サービスの普及を進めるべく、医療機関起点の薬局向け処方箋画像事前送信サービス「やくばと」の開始を決定した。

なお、「やくばと」を通じての処方箋受信を希望する薬局は、現時点で5,000を超える店舗数となっており、順次運用を開始するとともに、今後も導入店舗数の拡大を図っていく。また、サービス開始時点での導入医療機関として、下記の医療機関を含む計4施設での先行導入が決定している。
【「やくばと」先行導入医療機関(2022年7月27日時点)】
 日本医科大学付属病院
 日本大学医学部附属板橋病院他、2医療機関
 (50音順)

※パソコンやスマートフォン等の情報通信機器を活用して、患者が自宅等にいながら薬剤師から処方薬の飲み方の説明を受けることができるサービス。

「やくばと」の概要

「やくばと」は、薬局での待ち時間削減やかかりつけ化を推進するサービス。医療機関の協力の下、医療機関内で患者に自身のスマートフォンを用いて処方箋画像事前送信を行うことを推奨することによって、従来から設置されている病院FAXコーナーが果たしていた機能を、より簡便に使いやすい形で提供する。また、医療機関による送付が必要な「オンライン服薬指導希望」の処方箋画像事前送信にも対応している。

①「通常」の処方箋画像事前送信機能
患者自身が、スマートフォンを用いて薬局に処方箋画像を送信し、薬の準備が出来るとSMS(ショートメッセージ)で通知が届く仕組みにより、薬局内の待ち時間を減らせる機能。
これにより、診察から自宅に帰るまでの受診行動全体にかかる待ち時間削減に貢献することで、患者の医療満足度向上に繋げることが可能となる。

②「オンライン服薬指導希望」の処方箋画像事前送信機能
オンライン服薬指導を希望する際の処方箋は患者の求めに応じて医療機関から薬局に送付することが2022年3月31日厚生労働省発出の事務連絡にて定められている。「やくばと」では、この医療機関から薬局への処方箋画像送付を、より効率的かつ安全に実施する仕組みによって、オンライン服薬指導普及のハードルとなりうる処方箋受け渡しの煩雑さを軽減する。

本件に関するお問い合わせ先

メドピア株式会社
所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア9階
電話番号:03-4405-4905
URL:  https://medpeer.co.jp