ゆたかさを繫ぐ!患者支援スマホアプリ「wellcne」、PHRを視野に国際的な医療情報標準規格“HL7FHIR”を採用

株式会社プラスメディ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永田 幹広、株式会社三井住友フィナンシャルグループの連結子会社)は、患者用スマホアプリ「wellcne」を新たに開発し、3月下旬から済生会小樽病院(所在地:北海道小樽市、院長:和田 卓郎)、及び碧南市民病院(所在地:愛知県碧南市、病院長:亀岡 伸樹)でサービスを開始する。

概要

スマホアプリ「wellcne」は患者の通院環境を支援するアプリで、病院の電子カルテや医事システムと接続し、「通院時の時間短縮・混雑緩和」「医療データ共有」「医師や病院とのコミュニケーション」の3つの課題を解決する。そしてその実現のために患者から預かった個人情報や医療情報をより安全に保管し運用していくため、株式会社三井住友銀行が運用する「情報銀行」システムと接続し、医療分野の3省2ガイドラインに加えて金融業界の基準にも準拠した、強固なセキュリティを担保することで安全な環境を実現した。加えて登録時の本人確認をより安全にまたスムーズにおこなうため、オンライン本人確認「eKYC」(オンライン上での本人確認)も採用した。

スマホアプリ「wellcne」は患者のための通院支援アプリだが、導入する医療機関のメリットも想定している。
1.後払い会計機能の利用による会計ピーク時のリソースの平準化
2.待合順番案内機能の利用による患者体験の向上
3.次回受診確認機能の利用による無断キャンセル防止効果
4.お知らせ機能の利用による患者への効率的な連絡
5.PHR情報共有機能による医師とのコミュニケーションの円滑化
6.アプリでのオンライン会計(クレジットカード)による未収金発生の抑制

株式会社プラスメディは、今回スタートするスマホアプリ「wellcne」と、2019年にサービスを開始したスマホアプリ「MyHospital」と併せて今後5年を目途に500病院の導入を目指している。また、アプリ名称である「wellcne」は「wellness(健康)」と「connect(繋げる)」の造語で、人々の医療データを繋げていくことでよりゆたかな未来を創造していくことを意味している。

スマホアプリ「wellcne」の実装機能について

1. 患者の通院環境(時間短縮・混雑解消)を快適にする機能
① 電子診察券
再診受付の円滑化とカード発行コスト削減のため診察券情報(番号)表示と二次元バーコード受付を実装(近日実装予定)
② 待合順番案内機能
診察の待合状況がアプリに表示される。
呼び出し前にはスマートフォンにPUSHで通知されるため、病院内に限らず、病院外でも混雑を避けて待つことが可能。
③ オンライン決済(後払い会計)機能
アプリにクレジットカードを登録することで、医療費を後払いで精算可能。後払い会計を利用することにより、料金計算や精算機を利用するための待ち時間を短縮して帰宅可能。
④ 調剤依頼機能
患者が指定した薬局にアプリから処方箋情報を送信可能。処方箋情報を受け取った薬局は、患者の到着前から調剤準備を進められるため、店舗到着後、薬の受け取りまでの時間を短縮可能。また連携薬局利用時は調剤完了通知を受け取り可能。

2. 患者の医療データを安全に運用する機能
① 医療データ連携機能
患者本人の処方情報・検査結果を三井住友銀行が運営する情報銀行に保管可能。情報銀行に保管した本人の情報は、いつでもアプリで確認することができるため、健康に関する意識の向上につながる。
② 情報共有機能
情報銀行に保管した医療データを、患者本人の意思で支援してほしい人(第三者)に共有可能。これにより総合病院で受けた検査結果を、かかりつけ医に共有することができるなど、地域医療連携を支援し地域医療の社会課題に貢献する。(後日実装予定)

3. よりコミュニケーションをゆたかにする機能
① 次回受診確認機能
受診忘れを防ぐため、スマホアプリ内に次回受診予約をリスト表示し確認・リマインドする機能を実装。
② お知らせ機能
より患者に寄り添った対応を可能にするため、病院からお知らせ送信と既読確認を実装。

※医療機関で設置していないシステムについては一部利用対象外の機能もある。
※今回の導入病院、済生会小樽病院では「待合順番機能」、「調剤依頼機能」がシステム利用対象外となるが、「調剤依頼機能」については診察後に受け取った処方箋原本をカメラで撮影しアプリから薬局へ送信可能。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社プラスメディ
所在地: 東京都千代田区神田神保町2-5-11 神保町センタービル6F
電話番号:03-6272-8251
URL:  http://plus-medi-corp.com/