KRD Nihombashiのすべての健診に睡眠検査を本格導入

KRD Nihombashi (所在地:東京都中央区、院長:田中 岳史)と株式会社S’UIMIN(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:柳沢 正史)は、2023年4月より、KRD Nihombashi で提供するすべての健診コースに、在宅用の睡眠脳波測定器による睡眠検査を追加する。
従来からの目・歯・血液の詳細な検査に、医療レベルの精度で睡眠状態を把握する検査を組み合わせ、睡眠と健康の向上に役立つサービスとして提供する。並行してビッグデータとしての蓄積・分析を進め、睡眠検査と健康診断を、あらゆる重大疾患の予防と健康寿命の長期化を促す新しいサービスとして発展させていく。

睡眠検査を加えた健康診断の概要

KRD Nihombashi は「予防に資する」健診施設として、従来の健康診断・眼科ドック・歯科ドックと同等以上の検査・70項目を超える詳細な血液検査を一括で行うパッケージを健康診断の基本コースとする。健診の6か月後にフォローアップ健診を実施し、その6か月後に次の健診というサイクルで伴走する。

株式会社S’UIMINの睡眠検査は、自宅にて頭部に電極を装着して眠り、5晩の睡眠時の脳波を取得する。身体の動きを測定して睡眠を推定する簡易睡眠計測と異なり、入院検査と同等の精度で睡眠状態を詳細に把握でき、医師による睡眠障害のリスク判定やアドバイスを元に、日常の睡眠改善に役立てることができる。

睡眠検査は、2023年4月以降のすべての健診コースの利用者を対象に提供される。

【健診×睡眠検査の特徴】
1)健診のタイミングにあわせ、自宅で詳細な睡眠状態を計測
2)「眼科・歯科・およそ70項目の血液検査を含む健診」×「脳波による睡眠検査」は日本初の試み
3)健康状態を数値で徹底的に可視化
4)多角的な視点から、主体的な健康維持・改善へ

2021年に100名のモニター事業を実施

KRD Nihombashi と株式会社S’UIMINは睡眠検査の本格導入に先立ち2021年10〜12月、睡眠と心身の状態の関係を調査する疫学的研究を兼ね、100名の無料モニターを対象に健康診断と睡眠検査を同時提供した。モニター利用者から好評を得られたことに加え、半数近い利用者に中程度以上の睡眠障害のリスクが認められるなど、健康診断サービスにおける睡眠検査の有効性が認められたことから、睡眠検査をすべての健診コースに加えることとした。

良質な睡眠を「人生100年時代」のウェルネスの根幹に

「日本人の4人に1人は睡眠に何かしらの問題をかかえている」という報告があり、自覚できない睡眠の悪化が重大事故や重度の疾患につながることもある。また、近年の医学的研究により、認知症や心疾患をはじめとするさまざまな重大疾患が、睡眠状態の悪化とともに進行することも明らかになりつつある。

KRD Nihombashi のすべての健診コースにこのたび追加される睡眠検査は、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構を母体とする株式会社S’UIMINが独自に開発した脳波測定器を活用する。詳細かつ正確な睡眠測定を、従前に必要とされていた入院検査ではなく、在宅等の日常環境で簡単に実施できることが大きな特徴である。

KRD Nihombashi と株式会社S’UIMINは、睡眠検査を健康診断のすべての健診コースで追加提供するとともに、ビッグデータの蓄積と疫学的な研究によって、睡眠と健康のより詳しい関係を明らかにしていく。“ブラックボックス”となっていた睡眠を、詳細に調べ、さらに高精度な身体のデータと組み合わせることにより、睡眠に悩む人だけでなく、あらゆる人の重大疾患の予防や健康寿命の長期化につながるサービスとして発展させていく。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社S’UIMIN
所在地: 東京都渋谷区初台1-51-1 初台センタービル817
URL:  http://www.suimin.co.jp/