ケアマネ営業を効率化する地域連携クラウドで訪問看護・介護DX

訪問看護・介護向けスケジュール管理クラウド「CareMaker(ケアメーカー)」を運営する株式会社CareMaker(本社:東京都中央区、代表取締役:山村 真稔、以下「CareMaker」)は、訪問看護・介護を含む在宅医療福祉サービス提供事業者向けに、ケアマネジャー・ソーシャルワーカー・退院調整看護師・相談支援専門員などに対する地域連携や営業活動の可視化と効率化を図る「地域連携クラウド」を正式リリースした。事業所データベースをマップ上に標準搭載し、スムーズな地域連携活動と効果的な営業活動をサポートする。

リリースの背景

CareMakerは訪問看護・介護に特化した訪問スケジュール管理クラウドで、訪問スケジュールを効率化し、移動の無駄を削減することで、一人でも多くの利用者へ訪問ができるよう一人あたり・事業所あたりの稼働率の向上に取り組んできた。

また、稼働率向上のみならず、地域連携や営業活動の促進も同時に行ってきた。その中で、多くの事業所では営業活動を効果的に管理できていないために、継続的な集客・集患に課題があることが分かった。

【地域連携・営業活動上の課題】

1. 営業先リストの作成

営業先リストは、インターネット上に散在しているデータをもとに各事業所が独自に作成することが一般的。そのため、リスト作成自体に多くの時間が費やされている。また、情報を検索しながらリストを作成しているため網羅性に欠けていたり、リスト自体が定期的にアップデートされていないことが原因で、情報の正確性にも多くの不備が発生することがある。

2. 活動内容が不明確

地域連携活動の多くはスプレッドシートで管理されているものの、訪問日が記録されるのみで、活動内容やトピックを振り返ることができない状況が多くある。別の営業担当者が訪問する際には、前回の活動内容が引き継がれていないため、以前の内容を踏まえた提案ができない・会話のきっかけが掴めない等の課題がある。

3. 活動タイミングの検知

日々の訪問業務が忙しいため、地域連携活動は後回しにされがちである。そのため、適切な活動タイミングを判断できず再訪問までに時間が経ってしまい、関係性構築・利用者獲得に繋がりにくいという現状がある。

4. 煩雑な顧客管理

「誰とどのような情報交換をしたのか」「どれぐらい地域連携活動が行なわれたのか」といった定性・定量的な管理上の課題があり、別スタッフによる訪問・案内などの重複業務が生じているという非効率な現状もある。

こうした訪問系サービス提供事業所の地域連携・営業活動の課題を解決し、事業所の持続的な成長を支えるため、「地域連携クラウド」の正式リリースに至った。

アップデートした地域連携クラウドの特長

1. 地域連携・営業先データベースを標準搭載

居宅介護支援事業所の営業先データベースを作成・取得できる。営業先データベースは定期的にアップデートされるため、これまでのように事業所の検索、営業先リストの作成、アップデートなどで時間を費やす必要がなくなる。

2. 記録の一元管理で営業先とより深い関係性を構築

いつ、誰が活動したのか、どんなトピックが話されたのか等、地域連携活動に関する記録を一元管理できる。過去の営業記録や担当者を参照することができるので、情報の振り返りや引き継ぎが容易であり、過去の話題を出しながら、地域連携先とのより深い関係性構築に役立つ。

3. 効率のよい活動リスト及びルート作成

スケジュール管理クラウドとの連携により、利用者への訪問ルートを参考にしながら、地域連携先事業所を移動効率が良いルートで各営業担当に振り分けることができる。また、ケアマネジャー・ソーシャルワーカー・退院調整看護師・相談支援専門員向けに訪問調整を済ませてから活動予定を割り当てることもできるなど、営業の準備から実行までに費やす時間を短縮できるほか、地域連携先の負担も減らす。

4. 適切なタイミングで活動を推進

前回の地域連携活動から一定の日数が経過すると、マップ上で営業先のピンのサイズが変更されたり、アラートを出力することができる。これによりどの営業先に優先的に訪問するべきかが一目で把握できるため、双方にとって負担のない適切な地域連携のタイミングを逃すことなく、顔の見える関係をより大事にできる。