
株式会社ファインデックス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相原 輝夫)は、専門病院・クリニックの患者を対象に「クラウドバックアップサービス」の提供を開始したことを発表。
「クラウドバックアップサービス」は、診療情報のバックアップデータや、施設で保管したい資料等のデータをより安全なクラウドストレージに保存し、運用するサービス。バックアップデータ保存のためのハードウェア管理や、管理コストの削減が期待でき、ランサムウェア等の悪意ある攻撃からデータを安全に守る。万が一のランサムウェア感染時にも、保管されたデータを復旧させることで被害は最小限に抑えられ、 BCP(事業継続計画)対策にもなる。
同社のサービスは、バックアップ実行時以外はクラウドへの接続を行わないため、データの安全性を保ち、バックアップ開始時にはサーバ本体のデータがランサムウェアに感染していないかチェックし、感染したデータのコピーを未然に防止することができる。また、契約の容量により最新のバックアップデータだけではなく、それ以前のバックアップデータを世代管理し、感染していないデータを復元することが可能という。

ランサムウェアを含むサイバー攻撃は年々増加しており、医療機関への攻撃も例外ではない。サイバー攻撃による診療システムの停止は、医療の提供に直接的な影響を与えている。システムのセキュリティ部分の脆弱性を突かれ攻撃の窓口となるケースが多いため、システムの継続的な監視とアップデートが不可欠とされている。
2023年5月に公表された、厚生労働省による医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版は、こうした脅威に対する防御対策をより一層強化することを目的として定められた。同社が提供を開始した「クラウドバックアップサービス」は、厚生労働省の指針に基づき、医療機関をサイバー攻撃から守るための体制を整備することを支援する。これにより、万が一攻撃を受けた場合でも診療への影響を最小化し、より安全な業務復旧を可能とする。
同社は、全国の医療機関に革新的なソリューションを提供し、業務効率化やデータの保護を通じて医療現場全体の安全性と効果性を高めることを目標のひとつとしている。より良い医療の提供を支援すべく、医療従事者や患者の安心・安全の確保のために、今後も新たな取り組みに挑戦していく。

今年は大地震から始まりました。
クリニックのBCP対策も必要性が高まっています。
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DOCWEB編集部(一般社団法人 DOC TOKYO)
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