診療補助アプリで若手医師の専門教育を軽減、本格化する医師の働き方改革見据え

診療補助アプリで若手医師の専門教育を軽減、本格化する医師の働き方改革見据え

このニュースの要約

株式会社Medeco(本社:東京都中央区、代表者:園部 敦史)は9月、診療補助アプリ「整形外科これだけ」を公開。2024年より本格化する医療者の働き方改革に向け、アナログな業務が根強く残る医療現場のデジタル化を支援する一環として、若手医師の専門教育をアプリケーションで行う。

診療補助アプリ「整形外科これだけ」とは

「整形外科これだけ」は整形外科医向け診療補助アプリ。大阪大学整形外科の前裕和医師、北原貴之医師を中心に、多くの現役整形外科医の声を取り入れて開発されたという。同社によれば、第一弾として検査法、分類、解剖のコンテンツを独自制作・体系化するなど、指導医による若手医師の育成業務の負担を軽減する。11月には専門医試験対策機能を公開した。

公開後1ヶ月でユーザーが300名、2ヶ月で1,000名を突破。整形外科医をはじめ、内科医、看護師、理学療法士など、整形外科的治療に関わる幅広い職種の医療従事者が登録している。週間アクティブ率は60%前後と高水準を推移し、ユーザーからも好評を得ているという。今後、さらなるユーザー増加を見込む。

診療補助アプリ「整形外科これだけ」の画面イメージ

「整形外科これだけ」の主な機能

「整形外科これだけ」は、整形外科医の思考プロセスに従い、身体のパーツごとに「検査」「分類」「手術」「解剖」からそれぞれに関連する情報を検索することができる。紙の参考書、カタログ、PDF、Webサイトなどに散在する情報を一元化・体系化し、整形外科初学者が「これだけは押さえておくべき」という内容を厳選した。

検査:5秒程度の動画と解説で、無駄なく簡単に検査法を確認可能。
分類:若手が知っておくべき分類を網羅。今後はAO分類にも対応。
手術:疾患名で製品情報を体系化し、規格からインプラントの絞り込み検索が可能。
解剖:実際の手術で必要になる知識を厳選し、先輩整形外科医の目線で整理。
専門医試験対策:スキマ時間で取り組める形式で、7年分の過去問題を収録。

診療補助アプリ「整形外科これだけ」の主な機能
ゴーリー
ゴーリー

公開1ヶ月で300ユーザー、なんと2ヶ月で1,000名を突破とは、その有用性の高さが伺えます。若手医師を育てたくてもそんな時間ないよ~、なんていう整形外科医のみなさんには嬉しいアプリかもしれませんね。