
(高山)おはようございます。パーソナリティのDOC WEB編集長、高山豊明です。
(大西)おはようございます。パーソナリティのMICTコンサルティング、大西大輔です。
(高山)院長が悩んだら聞くラジオ、第101回始まりました。
シーズン2が始まりまして、通常ですとシーズン2というと、また1回目から数え直すのが多いんですけれども、
私たちの番組ではシーズン2、101回ということで、101、102と、継続して数えていきたいと思います。
大西さんよろしくお願いします。
(大西)よろしくお願いします。今回のテーマは何でしょうか。
今回のテーマはクリニックの「人の問題」
(高山)今回のテーマは「人」ですね。
クリニックで一番悩むと言われている人の問題を取り上げたいと思います。
(大西)この人の問題って、少し相談しにくい内容だと僕も思っていて。
スタッフさんとの関係を赤裸々に外に言いにくいので、相談する相手がやっぱりいないんですよね。
だから、悩んでいるんだけど隠しがちな内容みたいな感じかな。
システムを買うとか、お金が足りないとか、それ以外の話って、いくらでも業者さんがいるんですよね。
喜んで飛んできますよね。
「お金貸しますよ」「システム売りますよ」みたいな。
でも「人の問題解決しますよ」という人があんまりいないので、今日は取り上げたいなと思いますね。
(高山)そうですね。
院長が悩んだら聞くラジオということですので、なかなか人に言えない院長さんの悩みどころ、「人」について今回は深掘りしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
(大西)お願いいたします。
クリニックにおける人事相談の実態
(高山)クリニックの最大の悩みなのではないかと私は思うんですけれども。
さっき大西さんからもあった通り、人事コンサルというのはなかなか小規模な組織には入りづらい、
呼びづらいしビジネスにもなりづらいというところで、浮いている分野だと思うんですよね。
そんな中で、大西さんはよくクリニックに入っていらっしゃるので、最近よくある相談について少し教えていただきたいんですけれども。
(大西)大きくざっくり言うと、先生が最近スタッフへの当たりが強いとか、スタッフさんから何か意思決定を迫られるとか。
あとは、意思決定がなかなかできないと「優柔不断ですね先生」と少し嫌味を言われるとか。
「そんなことあるの?」と思うかもしれないですけど、表裏でやっぱり起きていることなんですよね。
人の悩みというよりは、スタッフからチクッと当たられた時にシュンとなってしまうわけですよ。
でも多分先生たちって、それを吐き出す場所が欲しいんだろうけど、恥ずかしいじゃないですか。
(高山)先生に限らずですよね。一般的にそういうところって難しいですよね。
(大西)だから自分の従業員が言うことを聞かないのって、誰に相談していいんだろうねという話なんですよね。
(高山)院長同士でそういう会話を横のつながりでしたりするんですかね。
(大西)医師会で少ししているみたいです。
医師会とか同期会とか飲み会とか。
ただ、最近いろいろ聞くと、医師会は時間が限られていたり、仲のいい人と固まっていく傾向があるので、医師会に行っていても、なかなか仲のいい人がいなければ相談できなくて。
やっぱり人の問題は埋もれがちなんだけど、みんなが口癖のように表で言うのは、「最近人が採れないよね」という話。
でも本音は少し違うんじゃないかなと僕は思っているんですよね。
根本的な悩みは「ストレスの解消」
(高山)そうですね。さっきのよくある相談の中に、院長が意思決定をすぐしてくれないと遅いとか、
優柔不断だというふうに、これは陰口なんでしょうね、
多分言われてしまうような場面があるということなんですけど。そういった関係性が悩みどころなんですかね?
それとも、そう言われた時にどう解決すればいいのかという話なのか、ポイントは先生にとって何なんでしょうね。
(大西)結論から言うと、自分がクリニック運営をしていてストレスをなくしたいんだと思うんですよ。
いろんなストレスがあった時に人のストレスが一番モロに来るので、
解決方法を教えて欲しいのではなくて、このストレスをどうやったら解決できますかということなんだと思いますね。
(高山)ストレスを解消したいのであって、そういう事象が起きるのは仕方ないよねという感じなんですかね?
(大西)仕方なくなくて、当然起きるだろうなというのを、話を聴いているうちに感じますね。
(高山)なるほど。大西さん的には話を聴くと、そもそもそういうことが起きないように根本的なアドバイスをしたくなったりするんですか。
流行りの「1on1ミーティング」の危険性
(大西)よくお話しするのは、「1on1」という最近流行っている1対1のミーティングなり個別面談はやめなさいと言っていますね。
(高山)流行っていることをやめなさいと。
(大西)流行っていることはやめなさい。
あれ、何で流行っているんだろうなと思っていて。
実は1対1が一番危険なんですよ。
1対2とか、2対2とか、複数人であれば、多少本音や建前をちゃんと作ってくれるんですね。
1対1だと、モロ出しのナイフで刺し合う形になってしまうので。
あるいは、もう両方ともナイフを手に入れず、「何かある?」「何もないです」で終わる。
よく先生が困っているのが、「1対1で話しても何にもないんだよね」と。
これはよくある先生たちの陥りがちなことです。
1対1のミーティングが流行っているから1on1をやろうぜってやるんだけど。
(高山)そうですね。最近よく言われますからね、1on1。
(大西)僕からすると、「何やってんの」って思いますけどね。
(高山)中途半端に真似してやるぐらいだったら、やらない方がいいよという意味ですかね。
(大西)まずよく話をするんだけど、スタッフさん全体と先生の関係と、スタッフ1名と先生との関係。
1名との関係を1個ずつ積み上げていくとしんどいんですよ。
複数のほうが解決すべき内容かなと思います。
(高山)確かに、それはそうかもしれないですね。
今話を聴いていてなんとなくわかったのが、クリニックってすごく大所帯でもないし、2、3人でやっているわけでもないという、
ミドルレンジというか、グループの塊がやや大きいんですよね。1人で抱えるためには。
(大西)10人から20人が1ユニットだとすると、例えば20人のスタッフを1人ずつ解決しようなんて、これはもう到底無理なんです。
(高山)そうですね。数が多すぎる。
(大西)多分1on1って、大きな会社の中の5人くらいの部署でやるべきことなんだと思う。
組織を小さなユニットに分ける
(高山)そうですね。昔読んだ本ですけど、1人でマネジメントできる人数は最大8名だと読んだことがあります。
もちろん10名でも物理的にはできるんでしょうけど、関係性が作りづらいんでしょうね。
(大西)例えば最低ロット数で10人だとすると、その中に複数の職種がいるわけですよ。
看護師さんがいて、事務さんがいて、クラークさんがいて、検査技師さんがいてと。
そうすると、部門のセクショナリズムとか、部門のヒエラルキーとか、そういう中で医療って成り立っているので。
まず1つ目の解決策は、なるべくユニットを小さくする。
例えば3人組とか5人組みたいな感じで、2ユニットぐらいにすると、セクショナリズムは起きにくくなっていくはずですね。
(高山)そうですね。その辺りを少し設計し直してもいいかもしれないですね。見方を変えるというか。
(大西)セクションと先生のほうがまだやりやすい。
1対1の時に「何かある?」「何もない」で終わらせていた1on1が、一応部門で1回話し合ってきて僕と話そうねというふうにすると、ちゃんと会社になるんですよ。
(高山)そうですね。逆にその部門の中に、3人の部門があったとしたら、そこで1on1をやるのはOKですかね。
(大西)そうです。だから1on1をすべき人は、さっき高山さんが言ったように8人以下の場合1on1が向いているかもしれないけど、
それを超える場合は、その8人に、あるいは5人に絞ってからやった方がいいでしょうね。
(高山)なるほど、各ユニットリーダーと1対1というのはOKだという感じで。
全員と1対1をやると、ものすごく関係性が作りづらいというのがなんとなく理解できた気がします。
まとめ
(高山)この人の問題ですね、色々な見方もあるし、細かく見ていけばすごくたくさん出てくるので、今後も取り上げていきたいと思います。
今回は時間になりましたので、続きはまたしていきたいと思います。
次回は人材がいないという問題、ますますそれが顕著になっていくと思うんですけれども、
どうしたらいいのかというところを少し深掘りしていきたいと思います。
では続きは次回にしたいと思います。
大西さん今回もありがとうございました。
(大西)ありがとうございました。
(高山)少しでも気に入っていただけましたら、番組のフォローをぜひお願いします。新しいエピソードがいち早く届きます。
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この番組は毎週月曜日の朝5時に配信予定です。それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
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DOCWEB編集部(一般社団法人 DOC TOKYO)
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