株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と富士通株式会社(以下、富士通)は、ドコモの「母子健康手帳アプリ」と富士通の健康医療情報管理基盤「FUJITSUヘルスケアソリューション Healthcare Personal service Platform」(以下、Healthcare Personal service Platform)を連携させ、妊産婦が、自身の診療情報であるPersonal Health Record(PHR)の一部を病院に足を運ぶことなくスマートフォンで参照できる「妊婦健診 結果参照サービス」を提供する。
「妊婦健診 結果参照サービス」は、産科医療機関が保有する妊産婦の健康診査結果(以下、健診結果)やエコー画像を、「母子健康手帳アプリ」を通じて、本人同意のもと妊産婦に安全に提供できるもので、富士通が産科医療機関向けに、4月1日から販売を開始する。
妊産婦は「母子健康手帳アプリ」から、いつでもどこでも手軽に自身の健診結果を参照できるため、母体や胎児の健康状態を確認しながら、より安心して充実したマタニティライフを過ごすことができる。また、産科医療機関は、エコー画像や健診結果などの妊娠経過に関するきめ細かい情報や医師のアドバイスを妊産婦に提供することで、妊産婦とのコミュニケーションを深め、より質の高いサービスの提供につなげていくことが可能となる。
今後、両社はメディカル・ヘルスケア分野におけるPHR 活用に向けて、更なる協業の検討を進めていく。
このサービスは、依藤産婦人科医院(静岡県静岡市)、ばらのいずみクリニック(愛媛県松山市)、医療法人社団桜裕会砂町産婦人科医院(東京都江東区)に試験導入済み。各医療機関に通院する妊産婦の希望に応じ、QRコードが記載された登録用紙を配布し、任意で利用されており、スマートフォンからいつでもどこでも健診結果を参照できることで、妊産婦から好評を得たという。両社は今後5年間で600医療機関への導入を目指す。
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