医療DXの今 2022/01/27

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講演者:竹内 公一 氏
所属先:千葉大学医学部附属病院 患者支援部 部長・特任准教授

動画詳細

医師の皆様へ、パーソナルヘルスレコードと電子カルテの違いを明確にする必要性や、オンライン診療の推進に向けた医師と患者の課題について話したいと思います。

医師の働き方改革が議論される中、医療の質を維持しつつ医師の負担を減らす必要があります。しかし、地域ごとに医師の配置や技術の導入状況が異なるため、フレキシブルな対応が求められます。

例えば、医師の過剰な地域でも新しい医療技術を導入できない場合があり、これが地域間の医療格差を生む原因になります。そのため、医師の足りない地域と過剰な地域の区分けに慎重に取り組む必要があります。

また、千葉大学病院ではオンライン診療の推進や難病治療における遠隔医療の活用を進めています。難病治療では、かかりつけ医と専門医の連携が重要です。この取り組みには、地域の開業医も積極的に参加してほしいと考えています。

講演者プロフィール

千葉大学医学部附属病院 患者支援部 部長・特任准教授
竹内 公一 氏

医療を患者さんに円滑にお届けするための仕組み作りや研究を行なっています。
自治医科大学卒業後、小笠原諸島の母島にて僻地医療を経験しました。
その後脳血管周囲マクロファージ、記憶生理学などの基礎医学に進んだのち、現在は病院経営・医療政策に関わる業務に携わっています。

所属している患者支援部の主な業務内容としては、千葉大学病院が提供する医療を、患者さんに円滑にお届けするための仕組み作りや研究を行なっています。
勤務中には白衣を着ることもありませんし、診療の場で患者さんと会話することもないです。

具体的な業務の例を挙げるとすると、この2年間はコロナ禍によって医療現場も様々な影響を受けましたよね。
千葉大学病院においても、コロナウィルスの感染が疑われる患者さんへの対応のため、一般診療を縮小しております。
そんな環境のなかで、直接的に診察や診療を行うのではなく、「どのような体制を整えればより多くの患者さんに医療を提供していけるか」を研究することが、患者支援部の仕事です。 自治医科大学卒業後、小笠原諸島の母島にて僻地医療を経験しました。
その後脳血管周囲マクロファージ、記憶生理学などの基礎医学に進んだのち、現在は病院経営・医療政策に関わる業務に携わっています。

所属している患者支援部の主な業務内容としては、千葉大学病院が提供する医療を、患者さんに円滑にお届けするための仕組み作りや研究を行なっています。
勤務中には白衣を着ることもありませんし、診療の場で患者さんと会話することもないです。

具体的な業務の例を挙げるとすると、この2年間はコロナ禍によって医療現場も様々な影響を受けましたよね。
千葉大学病院においても、コロナウィルスの感染が疑われる患者さんへの対応のため、一般診療を縮小しております。
そんな環境のなかで、直接的に診察や診療を行うのではなく、「どのような体制を整えればより多くの患者さんに医療を提供していけるか」を研究することが、患者支援部の仕事です。