患者から選ばれるクリニックのコミュニケーションを考える 2022/07/18

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講演者:山田 隆司 氏
所属先:NPO法人メディカルコンソーシアムネットワークグループ 理事長

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クリニックの広報は、単なる宣伝だけでなく、患者がクリニックを覚え、選ぶ際に役立ちます。患者が選ぶ際には、クリニックを覚え、インターネットで検索し、最終的に受診を決定します。そのため、広報は記憶に残り、患者の行動を変えることが必要です。講演では、記憶に残る広報の方法について詳しく説明します。

医療機関の広報では、地域とのコミュニケーションだけでなく、他の医療機関との連携も重要です。患者が選ぶクリニックには、医師の診療姿勢やスタッフの対応が重要です。医師の姿勢やスタッフの対応に加え、サービスやホスピタリティの満足度も重要です。良い口コミを得るためには、患者の満足度を高める努力が必要です。

クリニック院長ができる広報は、クリニックを患者に記憶させることです。患者はエモーショナルな部分でクリニックを評価し、選択します。クリニックのブランド力を高め、記憶に残るイメージを作ることが重要です。記憶に残らなければ行動に移らず、良い口コミも得られません。広報設計は、気配りや変化を加えることで簡単に実践できます。

講演者プロフィール

NPO法人メディカルコンソーシアムネットワークグループ 理事長
山田 隆司 氏

東京医学技術専門学校(臨床検査)を卒業後、1990年から亀田総合病院に入職し、附属幕張クリニックの開院に向けて準備室長、事務長を歴任しました。
その際、千葉事業部管理部長、関連の会員制医療クラブ本部長なども兼任し16年間務め上げました。

そこで得た病院経営、特に広報やマーケティングにおける知見をもとに、2006年より、医療法人敬和会大分岡病院(現・社会医療法人)広報・マーケティング部を創設し部長・顧問として2015年まで勤務致しました。

その後、東京に戻り、NPO法人メディカルコンソーシアムネットワークグループを立ち上げ、現在は全国病院広報実務者会議、病院広報誌編集会議などを主催し、病院における広報活動についての講演などを行なっています。 また、多摩大学医療・介護ソリューション研究所フェローや、DPCマネジメント研究会の理事も担当しています。医療リスク広報、心理学・脳科学と広報などの講演も行っています。