患者へのWebアンケート調査に基づいた、オンライン診療および医療機関の電子化のあり方に関する調査研究 2022/02/25

視聴する

講演者:吉田真弓
所属先:医療情報システム開発センター

動画詳細

オンライン診療について、1,030名の患者に対するアンケート調査結果を報告します。
現在の認知度や実際の受診経験、医療機関のネットワーク環境、オンライン診療に関する希望や不安、課題、期待について取りまとめています。 これにより、新型コロナウイルスの流行によりオンライン診療を導入する医療機関が増加している一方、まだまだ受ける患者は少ないという現状が示されました。

今後、医師の働き方改革や政府の政策により普及が進む可能性があり、患者の利便性も考慮されています。ただし、高齢者や症状が判断難しい場合など、受診の判断が難しい点も指摘され、オンライン受診相談などの前段階の導入や適切な指針の見直しが進められています。

講演者プロフィール

医療情報システム開発センター
吉田 真弓 氏

一般財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS)医療情報利活用推進部門の中の研究開発チームのチームリーダー 主任研究員として勤務しています。
また、一般財団法人匿名加工医療情報公正利用促進機構(FAST-HDJ)の理事及び広報部長、主任研究員を兼任しています。
元々は社会学分野を専門としておりまして、個人情報保護法施行後の医療従事者と患者さんのプライバシーへの意識調査や、日本の医療分野における個人情報保護法の意義などを中心に研究してきました。
2014年4月より現職につき、様々な研究事業の取りまとめを実施する傍ら、分担研究者として、それぞれの研究目的に応じた研究を行っています。