院内で回答するタブレット問診が合理的なことも!
高齢の患者がメインのクリニックで、来院前WEB問診の導入が難しい場合や、リアルタイムの症状で問診票に答えてほしい……でもペーパーレスやカルテ入力の手間は解消したい。
そのような課題を抱えるクリニックで選ばれているのが、院内で記入するタブレット型WEB問診システムです。
本記事では、このタブレット型WEB問診システムについて、特徴やメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、比較検討に役立つサービス情報をまとめています。
気になった製品は記事内よりお気軽にサービス資料をダウンロードしていただけます。
WEB問診システムの種類を把握したい方はこちらの記事からどうぞ!
≪目的から選ぶWEB問診システム|種類ごとのメリット・デメリットを知る≫
タブレット問診の特徴
タブレット型WEB問診システムは、クリニック内で患者がリアルタイムに回答を入力できる仕組みです。
特に高齢患者やデジタル操作に不慣れな患者でも、スタッフのサポートのもとで回答が可能で、記入漏れや誤入力が少なく、リアルタイムで正確なデータ収集を行うことができます
また、紙の問診票が不要になることでペーパーレス化を実現し、保管スペースの削減や管理コストの軽減に貢献します。
タブレットは容易にアルコール消毒が可能で、紙やペンの使い回しを避けられるため、感染症対策としても有効です。
一方、ITツールに馴染みのない高齢者や、指先の操作が難しい健康状態の患者には、スタッフによるサポートや代理入力が必要になります。自院の患者層を想定して、最適なツールを選択しましょう。
タブレット型WEB問診システム製品情報
- クリニック事前問診可能(スマホ連携)、複数様式の問診作成可能、自動集計・分析
- 電子カルテ・健診システム連携可能
- 多言語対応(中・英)
医療施設向けのタブレット端末HosPadの、問診システムです。スマホとも連携し、事前問診も可能です。
外来呼び出し機能や、健診システム等もHosPadで活用することができます。
- iPadを使ったタッチパネル式電子問診票アプリケーション、シェーマ入力、同意書対応、回答内容に応じて分岐するフロー制御機能
- 電子カルテ連携可能
- 費用:月額3000円~
Medical TQは、株式会社ユー・アイ・エスによるIpadを活用する問診システムです。内科・整形外科・皮膚科・婦人科・小児科・耳鼻咽喉科・脳神経外科等での導入実績があり、問診テンプレートの利用が可能です。
- 患者の回答により、次の質問を自動的に変更
- 電子カルテ連携、バイタルシステムのデーターベースに連携
- 費用:要問い合わせ
レセコン一体型の電子カルテシステム「Mac24」と連携した問診システムです。
タブレットにより、院内の問診をペーパーレス化することができます。
- 診療科目別問診内容の設定、対話形式による直感操作でご高齢の患者様でも簡単操作、署名機能
- 連携可能(ベンダー側へ相談)
「iPad でかんたん 問診票入力システム 」はIT開発を手掛けるトップオフィスシステム株式会社による問診システムです。高齢者の利用を考慮された設計になっており、直観的でわかりやすい操作感がポイントです。
まとめ
本記事では、院内で回答するタブレット型WEB問診システムについてご紹介しました。
便利で多機能な問診ツールが数多くありますが、クリニックによっては、シンプルで必要最低限の機能を備えたシステムが合理的な選択となる場合もあります。
この記事が、貴院にとって最適なシステム選びのお役に立てれば幸いです。
関連記事