脳波解析による認知症診断ソフトウェア AIを活用

日本メジフィジックス(以下「NMP」)とノルウェーの Mentis Cura AS(以下「MC」)は、脳波解析ソフトウェアの日本における販売について、独占的契約を結んだ。
北欧諸国において 14 年以上を費やした研究により開発され、独自の脳波解析データベースを構築し、人工知能(AI)技術を活用することによって、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の鑑別を可能とする新たな脳波解析アルゴリズムの構築に成功した。MC は本脳波解析ソフトウェアの日本における薬事承認取得を目指して開発を担当し、薬事承認取得後に NMP は本ソフトウェアを日本国内において販売する予定。

MC独自の機械学習技術は、3000 人以上の患者による 10年間の追跡調査に基づき構築されたデータベースに活用され、アルゴリズム制御による診断用機器により脳機能の測定を実現している。種々の製品が複数の開発段階にあり、製品性能を検証するため大規模な臨床試験が進行している。現時点で最も開発の進んだ製品はアイスランドで、欧州におけるクラス1CE マーク医療機器として日常的に臨床現場で使用されている。