都内の花粉 例年の1.2倍、昨春の6割程度

東京都は23日、都内における平成31年春のスギ・ヒノキ花粉の飛来予測について、飛来花粉の量は例年(過去10年平均)の1.2倍程度で、昨春の6割程度となる見込み(昨春と比べ、区部では0.4~0.5倍、多摩地域では0.6~0.8倍となる見込み)だと発表した。

飛来開始は2月11日から14日ごろとし、例年(過去10年平均)よりやや早めとなる見込みだという。

また、飛来花粉の多い日の予測(飛散花粉数が「多い」に分類される1日あたり30個/平方センチメートル以上飛散する日数)は、区部で34日程度、多摩地域で40日程度となる見込み。

花粉情報は、アレルギー疾患に関する総合サイト「東京都アレルギー情報navi.」で発信。1月23日から情報提供を開始し、花粉症に関する基礎知識や対応・対策に加え、花粉の飛散状況、花粉症の原因となる植物の情報などについて提供している。

また、2019年版「花粉症一口メモ」を都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階)及び健康安全研究センター等で無償配布するとともに、ホームページにも掲載している。

東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、飛散花粉数の観測を行うとともに、観測結果などに基づき、花粉飛散予測を実施している。23日、東京都花粉症対策検討委員会を開催し、都内における平成31年春のスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測等の検討を行った。

 

東京都アレルギー情報navi.〈東京都の花粉情報〉
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/allergy/pollen/index.html