「株式会社電通サイエンスジャム」脳波測定で意思を伝えるタブレットを開発

株式会社電通サイエンスジャム(東京都港区、以下DSJ)は、一般社団法人WITH ALS(東京都港区)と共同で、脳波を測定することで自分の伝えたい意思を選択する「NOUPATHY(脳パシー)」を新たに開発した。
現在、関係者経由で無償モニターを募集しており、2019年12月下旬の販売を目指している。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)など、自らの意思伝達が困難になる障害があるが、ALSは病が進行すると、自ら意思を伝える事が全くできない「完全な閉じ込め状態」となる。
意識ははっきりしていても、自らの意思を発信できないことは、多くの人にとって恐怖となる。そこで、重度肢体不自由患者でも脳波を使って自らの意思を相手に伝えることができる「NOUPATHY」を開発した。簡易型脳波計とタブレットによって、いつでもどこでも、簡単に自らの意思を伝える事が可能だ。

DSJは「サイエンスにアイディアを付与し、新しいビジネスを創造する」を事業方針として掲げ、様々なテクノロジーを活用し消費者の感性や気持ちの移り変わりを定量化し、企業のR&Dやマーケティング活動にフィードバックするサービスを展開している。今回は、その中で培った脳波のテクノロジーを意思伝達装置に応用し、NOUPATHYの開発に至った。

■NOUPATHYとは
NOUPATHY(脳パシー)は脳波を用いることで、意思伝達を可能にするコミュニケーションツール。
脳波を簡易型脳波計とタブレットで検出することで、最大5つのコマンドの中から選択したい意思を選ぶ事ができる。コマンドの内容は入れ替えが可能で、例えば「飲み物を飲みたい」や「トイレにいきたい」といった言葉を自由に選択肢として使用することが可能だ。
製品サイト:https://www.dentsusciencejam.com/NOUPATHY/


■音刺激による特殊な脳波の検出
筋萎縮性側索硬化症(ALS)が進行すると、最終的にTLSという自らの意思を全く伝えられない状態になる。しかしながら、最終的に脳機能と聴覚機能が残ることが知られている。そこで、聴覚機能に働きかけると特殊な脳波が出現する「音」を使うことで、高度な選択精度を実現している。特殊な音は人が馴染みやすい「犬の鳴き声」や「車の音」等の自然音。自然音の種類は数パターン用意しており、使用者の気分に合わせて変更が可能だ。

■簡易型・ポータブルという快適さ
意思伝達ツールを継続して使って頂くためには、脳波計の快適性が重要だ。そこで、NOUPATHYでは簡易型脳波計を用いることで、使用者への負担を最小限に抑えている。鉢巻き型の脳波計には3極の電極が付いており、2極は額に、1極は耳に装着する。髪の毛をかき分けて大量の電極を装着する必要はない。また、タブレット上にソフトウェアを実装することにより、いつでもどこでも簡単に脳波を用いた意思伝達が可能だ。

■本件に対するお問い合わせ
株式会社電通サイエンスジャム
URL:https://www.dentsusciencejam.com/

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