「株式会社アルメックス」次世代型医療費自動精算機『Sma-pa TERMINAL-Z』をリリース

USEN-NEXT GROUPの株式会社アルメックス(東京都品川区)は、これまで23年にわたり病院に提供してきた自動精算機のテクノロジーと病院外来周りの知見を集大成した次世代型自動精算機『Sma-pa TERMINAL-Z』を開発した。
https://www.almex.jp/mc/products/examination/smapa-terminal.html

先般リリースされた『Sma-pa TERMINAL』に搭載されている受付や保険証確認機能、顔認証や面会証発行機能などに加えて、現金による支払いのほか、様々なキャッシュレス機能が実装されていることが特徴。
これまで、アルメックスは再来受付機や自動精算機単体のソリューションでシェアを伸ばしてきたが、これからは『Sma-pa TERMINAL』と『Sma-pa TERMINAL-Z』を有機的に繋ぐことにより、病院フロントオペレーション全体の改善や効率化のサポートという新たな提案をしていく。

『Sma-pa TERMINAL-Z』 3つのコンセプト
<利用される患者の利便性の向上(スペック、キャッシュレス、キャッシュアウト)>
①使いやすさを重視し、高性能デバイスを実装した。特に紙幣入出金部には、大手コンビニエンスストアのATMでも使用されているデバイスを採用している。
モニターは縦型の大型モニターを採用し、画面の一部にサイネージを表示するなど、利用方法をはじめ様々な告知を行うことも可能。また操作部には大型の誘導LEDを実装し、次に操作する箇所が一目瞭然になった。診察券・クレジットカードリーダーはオートローディング(自走式)で、高齢者にもストレスの少ない設計を意識している。

②支払い方法の多様化・キャッシュレス化も特徴。
『Sma-pa TERMINAL』同様『Sma-pa TERMINAL-Z』においても、従来のクレジットカード決済以外に各種電子マネーやQRコード決済、また銀行Payなど、様々なキャッシュレス決済に対応している。医療費後払いサービス(Sma-pa CHECKOUT)の登録端末として、この『Sma-pa TERMINAL-Z』を利用することも可能となっているため、これまでの支払い方法に加え、次世代型の様々なキャッシュレス決済が実現することになる。

③更に2017年4月の銀行法改正を受け、キャッシュアウトも対応可能となった。医療費の支払いと現金の引き出しを同時に行うことが可能となるので、医療費支払いのために会計前に院外・院内の銀行やコンビニエンスストアのATMで現金を引き出すことが不要になる。アルメックスにとっても今回がキャッシュアウト機能を搭載することは、初めての試みとなる。

■病院職員の作業効率の向上
病院職員の作業効率・生産性の向上を追求した機能を実装している。主だった性能は、高性能デバイスの搭載による“手間の削減”。そのひとつが十分な金庫容量で、殆どの病院で業務中の追加補充が不要となる。

また入出金部監視カメラにより、万が一のトラブルにも対応することができる。自動精算機で発生しやすいトラブルを「入出金部監視カメラ」にて、高精細な「映像」を患者と共有する事で完全解決を目指す。
従来の精算機は「現物返却(エスクロ)」という機器に頼り、患者には見えない場所で対応するしかなかった。紙幣デバイスには「現物返却(エスクロ)」機能はもちろん、患者への可視化がこの監視カメラにより実現。なお監視カメラの映像は患者のプライバシーに配慮し主に手元のみを撮影している。

加えて、リモートメンテナンス機能も充実している。デバイス自体の通信機能の向上により、遠隔からの機器の状況把握が容易になった。操作方法が不明な場合の対応も、遠隔からあたかも現地にいるかのようなサポートを行うことが可能だ。

■新技術に対するR&Dとテクノホスピタリティの提供
『Sma-paTERMINAL-Z』には人工知能を使った顔認証や保険証確認機能をはじめ、マイナンバーカードへの対応など様々な新技術が使われている。技術革新は日進月歩であり、アルメックスは絶えず新技術に対するR&Dを行っている。
結果、今回誕生の『Sma-paTERMINAL-Z』も人の手や目を介して行ってきた業務までカバーしている新型精算機となった。今後も従来の型にはまらない革新的な病院の窓口業務運用とテクノホスピタリティを提供していくとしている。