オンライン診療の利用率はわずか11.2％、42.7%が昼休みや仕事の移動中などスキマ時間に利用

歯科矯正D2Cブランド「Oh my teeth」を提供する株式会社Oh my teeth（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：西野誠、以下「Oh my teeth」）は、20代～50代のビジネスパーソンに“オンライン診療に関する調査”を実施し、3,021名から回答を得た。結果は以下の通り。

調査背景

新型コロナウイルス感染拡大を機にオンライン診療が広まりを見せている中、ビジネスパーソンのオンライン診療に対する意識を探るべく、“オンライン診療”に関する調査を実施した。

新調査結果サマリー

本1. オンライン診療の認知率は56.8％
2. オンライン診療の利用率はわずか11.2％
3. 42.7％が仕事の合間にオンライン診療を利用

調査結果

オンライン診療の認知率は56.8％
オンライン診療を知っているかどうかを尋ねたところ、「はい」と回答したのは56.8％、「いいえ」と回答をしたのは43.2％だった。

2. オンライン診療の利用率はわずか11.2％
オンライン診療を知っているかどうかを尋ね、「はい」の回答者を対象に、オンライン診療を使ったことがあるかと尋ねたところ、利用したことがあるのは11.2％だった。88.8％は「いいえ」と回答をし、オンライン診療を知っていても利用をしている人は少ないということが分かる。

3. オンライン診療で受診をしたことがある診療科は「内科」（42.7％）、「皮膚科」（24.5％）、「婦人科」（19.8％）
オンライン診療を知っているかどうかを尋ね、「はい」回答者を対象に、何科を受診したことがあるかと尋ねたところ、「内科」（42.7％）が最多。次いで「皮膚科」（24.5％）、「婦人科」（19.8％）となっている。

4. 6割近くが新型コロナウイルス流行後からオンライン診療を利用しはじめた
オンライン診療を知っているかどうかを尋ね、「はい」の回答者を対象に、オンライン診療を利用しはじめた時期を尋ねたところ、56.3％が「新型コロナウイルスが流行した後から（2020年4月以降）」と回答した。理由を尋ねたところ、「感染予防の対策のため、病院へ行くのを控えたいという理由も多く、新型コロナウイルス感染対策の一つとして利用した人も多くいることが分かる。

5. 42.7％が仕事の合間にオンライン診療を利用
オンライン診療を知っているかどうかを尋ね、「はい」の回答者を対象に、オンライン診療の利用時間を尋ねたところ、「昼休み／休憩中」（25.0％）が最多。「昼休み／休憩中」（25.0％）、「仕事の移動中や隙間時間」（17.7％）を合算すると42.7％が仕事の合間に活用をしているという結果になった。オンライン診療は待ち時間もなく、場所を問わず利用できるため忙しいビジネスパーソンは隙間時間に利用しているということが考えられる。

6. 56.3％がオンライン診療を利用したくない
オンライン診療を利用したことがあるかを尋ね、「いいえ」の回答者を対象に、今後オンライン診療を利用したいかどうかを尋ねたところ、56.3％が「オンライン診療を利用したくない」と回答した。

7. 歯医者のオンライン診療は9割が「知らない」
歯医者にもオンライン診療があることを知っているかを尋ねたところ、「知っている」の回答者はわずか9.6％となり、90.4％が「知らない」と回答した。歯医者では「歯や口の中の不調に関する相談（虫歯、歯周病、入れ歯、詰め物が取れたなど）」、「歯並びの相談」、「歯磨き指導」など様々な診療で利用ができるが、まだまだ普及していないことが分かる。

■総評

今回の調査では、オンライン診療を利用したことがあるのはわずか11.2％であるということが分かった。利用時間は「昼休み／休憩中」（25.0％）、「仕事の移動中や隙間時間」（17.7％）を合算すると42.7％が仕事の合間に利用しており、場所を選ばず待ち時間もなく利用できるため、忙しいビジネスパーソンは隙間時間に利用しているということが考えられる。また56.3％がオンライン診療を「今後も利用したくない」と回答している。
「見落とし等がありそうだから」、「直接診てもらえた方が安心するから」など、オンラインでの診療に不安を感じる声が多く、医療業界は安心して利用できるよう適切な情報発信をしていく必要がありそうだ。

【調査概要】
調査名：オンライン診療
調査方法：インターネット調査
調査期間：2021年11月9日～11月11日
調査対象：20代～50代のビジネスパーソン
有効回答数：3,021名