「Ubie」、千葉県御宿町とデジタル化による持続可能な地域医療体制づくりの支援に関する包括協定を締結

Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部 吉倫・久保 恒太、以下「Ubie」)は、千葉県夷隅郡御宿町(町長:石田 義廣、以下「御宿町」)と地域医療のデジタル化に係る包括協定を締結した。本協定は、持続可能な地域医療体制の支援を目的とするもので、御宿町において医師が患者の症状を来院前に把握できる「ユビーリンク」を活用した取り組みを3月より開始した。

背景

御宿町に病院施設はなく、3軒の一般診療所が住民約7,000人の健康を支えている。かかりつけ医として様々な症状で訪れる住民の健康を支える各診療所の負担は小さくなく、コロナ禍では、診療所が常に安定して患者を受け入れる体制を保ち続ける重要性が一層浮き彫りとなった。地域の限られた医療資源を効率的かつ持続的に活用するには、業務の効率化が必要不可欠。このような背景から御宿町は、医療機関への業務効率化を支援するサービスを提供するUbieと連携し、診療所のデジタル化を通じた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策および持続可能な地域医療体制を構築する取り組みを開始する。

コロナ禍を機に、持続可能な医療体制づくりは全国的に急務となっている。多くの患者を受け入れながらも親身に寄り添う新しい診療スタイルを実現させる本取り組みは、御宿町と同様の課題を持つ全国の地域医療の参考となる。Ubieは今回の取り組みを皮切りに、今後全国の地方自治体と連携し、デジタルを活用した持続可能な地域医療体制の構築に貢献していく。

取り組みの主な内容

本協定では、多くの御宿町民のかかりつけ医となっている医療法人社団輝真会 青葉クリニック(院長:恩田 宏一郎、以下「青葉クリニック」)において、Ubieが提供する「ユビーリンク」を用いた、効率的な受診・診療を目指す取り組みを行う。

「ユビーリンク」は、医療機関が患者の来院前に症状に関する回答を把握することにより、業務効率化と患者のスムーズな受け入れを支援するサービス。青葉クリニックを受診する患者が来院前にスマートフォンやPCから、生活者向けサービス「ユビーAI受診相談(https://ubie.app/)」で症状に関する20問程度の質問に答えると、その回答結果を青葉クリニックへ事前共有できるようになる。これにより、青葉クリニックは症状に関する詳細な情報をあらかじめ取得できるようになり、業務効率化と来院患者一人ひとりへの一層親身な診療の実現が期待できる。今回の取り組みでは、Ubieが青葉クリニックでのデジタル導入〜活用までを全面支援する。御宿町は町のホームページ(https://www.town.onjuku.chiba.jp/)に「ユビーAI受診相談」のリンクを設置するなど、町民への周知とサービスの活用を積極的に促す。また、両者にて本取り組みの効果検証を実施する。

【生活者向け「ユビーAI受診相談」について】
「ユビ―AI受診相談」は生活者の適切な医療へのかかり方をサポートするWeb医療情報提供サービス。いつでもどこでも気になる症状から、関連する病名と適切な受診先を調べることができる。かかりつけ医等地域の医療機関や、#7119等の救急車対応、厚生労働省等の公的な電話相談窓口への適切な受診行動を支援する。 2022年1月時点で、月間450万人以上が利用。
日本版URL:https://ubie.app/

本件に関するお問い合わせ先

Ubie株式会社
所在地:東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル6階
電話番号:03-4405-2169
URL: https://ubie.life/