マイナンバーカード対応の顔認証付きカードリーダーEXC-9000の販売開始

アトラス情報サービス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:八瀬 誠)と、株式会社松村エンジニアリング(本社:東京都台東区、代表取締役:松村 喜秀)は、「オンライン資格確認」用の顔認証付きカードリーダー“EXC-9000”の提供を、社会保険診療報酬支払基金の医療機関向けポータルサイト経由にて開始した。
これは、「マイナンバーカード対応の顔認証付きカードリーダー」の開発として5社目となるもの。認証スピードが早い、4か国語対応、画面が大きく設置環境を選ばない等、後発ならではの工夫が特長となっている。これにより、厚生労働省が推進する「オンライン資格確認」の普及に貢献していく。

顔認証付きカードリーダー“EXC-9000”について

本製品は、紙幣や運転免許証等の真がん技術で世界トップレベルの技術を持つ、株式会社松村エンジニアリングが設計/製造、また世界最高水準の顔認証技術を搭載しており、病院・診療所・歯科医院・薬局等の受付で患者本人がマイナンバーカードを置き、本機器のカメラで顔認証をすることでより厳格な本人認証が可能になり、接触による感染リスクを低減しながら、保険の資格をその場で確認できることから、資格の過誤によるレセプト返戻と窓口業務での保険情報の入力等の負担を減らし、医療現場の受付業務の負荷を軽減する。

本人認証は、本製品内で処理された後、読み取った顔画像やマイナンバーカードの情報は保存されないため、個人情報が外部に流出せずセキュリティ面でも安心して使用できる。眼鏡やマスクにも対応し、顔写真やスマートフォン等の顔画像などによる他人へのなりすましを検知できるAI顔認証技術も内蔵している。

また、10インチ相当のタッチパネルを採用し、「お年をめされた方」や「お子様」、外国人の利用を想定した多言語化機能など、誰でもストレスなく安心して使用できる「ユニバーサル・デザイン」を実現している。

【顔認証付きカードリーダーEXC-9000の特長】
・カードの読み取りと顔認証が正確で早い
・大きめの画面で操作しやすいデザイン
・カードが入れやすく、取り出しやすい
・日本語のほか、英語、韓国語、中国語に対応
・画面が縦にもなるので設置環境を選ばない

開発の背景

現在我が国では、社会全体のデジタル化を推進するため、マイナンバーカードを活用した住民サービスの向上や自治体の業務効率化などデジタルサービスの利活用が進められている。こうした中、厚生労働省は2021年10月よりマイナンバーカードを保険証として使用できる「オンライン資格確認」を開始し、2023年3月末にほぼ全ての医療機関等に導入することを目標としている。

「オンライン資格確認」では、全国民の資格情報を一元的に管理し、患者のマイナンバーカードや健康保険証をもとに加入している医療保険の最新の資格情報などを、マイナンバーカードのICチップ、もしくは健康保険証の記号番号などによりオンライン上で医療保険の資格情報の確認ができるようになり、受付による確認の手間が減り、事務の効率化が期待される。また、薬剤情報や特定健診情報を医療機関等が閲覧する際の患者の同意取得を、顔認証付きカードリーダーのディスプレイ上で案内することにより、スムーズかつ確実に行うことが可能となる。昨今の新型コロナウイルス感染症拡大でより逼迫した医療現場においても、接触による感染リスクを低減しつつ、業務負荷も少なくすることが可能になる。

アトラス情報サービス株式会社は、株式会社松村エンジニアリングと連携し、顔認証付きカードリーダー“EXC-9000”を医療機関・薬局等に提供することで、医療機関や薬局の業務負担軽減と感染リスクの低減に貢献していく。

本件に関するお問い合わせ先

アトラス情報サービス株式会社
所在地:大阪府大阪市中央区北浜3丁目1番6号 サン北浜ビル
電話番号: 06-6946-2488
E-mail:exc-9000@atlas-is.co.jp
URL: https://www.atlas-is.co.jp/