高まる健康需要と健診機関の健診帳票業務量も、デジタルの力を活かした“ハイブリッドDX”で作業効率が大幅にアップ

現代日本では、高齢化や医療費高騰により健康需要が高まり、予防の観点から健康診断や人間ドックの受診件数が増える一方で、健診を運営、健診結果等を発送する健診機関のバックエンドでの作業負担増という課題がある。

ピツニーボウズジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:スティーブン・ダラコット)では、これまで人の手を介し、時間と労力を要していた健診関連帳票業務のワークフローの大半をデジタル化、自動化する “ハイブリッドDX ” ソリューションを提供することで健診機関の負担軽減に寄与。これにより正確かつ迅速な発送処理が可能となり、導入済みの健診機関からは好評を得ている。

健診業界の業務課題

1.健診関連帳票業務のワークフローの効率化
健診機関から健診受診者に対して問診票や検査キット、健診後の結果といった送付物が発生するが、受診者によって異なる内容の帳票を名寄せするという複雑性がある。

その中で、巡回健診を請け負う機関等の場合、年間10万人以上の受診者宛の発送作業量をこなす必要がある施設も多くあり、これを手作業で実施することは困難を極め、健診関連帳票業務のワークフローのデジタル化、自動化によって効率化を図ることは大きな課題となっている。

2.正確な発送処理と迅速化
健診結果等は秘匿性の高い個人情報であるが、手作業では当然、誤発送等のヒューマンエラーのリスクが懸念され、健診機関は正確な発送処理と誤発送の防止に細心の注意を払うことが求められる。

3. 職員の作業負担軽減
上述の通り、高まる健康需要等から健診関連帳票業務を担う健診機関の職員の作業負担は増加傾向にある。正確性が問われる送付物であるだけに封入を行う職員の心理的負担も大きくなっている。

ピツニーボウズによる“ハイブリッドDX”ソリューション

こうした業務課題を抱える全国の健診機関から、同社の製品・ソリューションに対する注目と需要が急速に高まっている。

同社が健診機関に提供するソリューションは、封入封かん機(ハードウェア)と「PlanetPress」(ソフトウェア)を組み合わせたワークフローの構築を支援するもの。
「PlanetPress」で健診システムから出力された様式の異なる帳票を宛先単位に丁合し、並び替える名寄せ処理を行い、2次元バーコードをデータ上で挿入する処理をデジタル上で行う。デジタル上で名寄せ処理された帳票を印刷し、封入封かん機(インサーター)にセット。インサーターがその帳票に付与された2次元バーコードを読み取り、送り先ごとに帳票とチラシなどの同封物を自動で正確に封入封かんをする。

こうした従前からの手作業をデジタルの力を活用しながら自動化と効率性を高めるコンセプトをピツニーボウズでは“ハイブリッドDX”と呼び、前述にあった健診業界の課題にも応えるものとなっている。
また、ピツニーボウズでは顧客の組織の環境や業務に合ったワークフロー構築のため、専任のプロフェッショナルサービスチームが技術と経験を活かし、要件定義、設計・構築から実装までをトータルでコンサルティング・支援を行っている。

【導入事例: 一般財団法人 杜の都産業保健会】
一般財団法人 杜の都産業保健会(宮城県仙台市)は、ピツニーボウズとの協働により封入封かん機「Relay®6000」と、ソフトウェア「PlanetPress」を組み合わせたデジタルワークフローを構築し、大きな成果を挙げている。
年間16万人の健診関連帳票業務の自動化により、 職員の負担軽減と発送早期化を実現した。
詳細はこちら
https://www.pitneybowes.com/jp/shipping-and-mailing-new/case-studies/morino-miyako-sangyo-hoken.html

本件に関するお問い合わせ先

ピツニーボウズジャパン株式会社
所在地: 東京都品川区北品川4-7-35 御殿山トラストタワー 12階
URL: https://www.pitneybowes.com/jp