医師会系列の健診施設で初導入。認知機能低下の予防に向けた脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging® 」半田市医師会健康管理センターで導入

ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップの株式会社Splink(本社:東京都千代田区、代表取締役:青山 裕紀、以下「Splink」)は、同社が開発・提供する脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」と簡易認知機能テスト「CQ test®」が一般社団法人 半田市医師会健康管理センター(所在地:愛知県半田市、所長:新海 眞、以下「半田市医師会健康管理センター」)にて導入されたと発表した。なお、Brain Life Imaging®が医師会系列の健診施設で導入されたのは、半田市医師会健康管理センターが初めてとなる。

高齢化社会において深刻な社会課題である認知症。脳ドックで認知機能に関する検査希望が増加中

認知症は高齢化社会において最も深刻な社会課題の一つであり、国内における患者数は約650万人(潜在含む)、経済損失は年間約14.5兆円とも言われている。加齢に伴って誰しもが発症する可能性がありながら、未だにその特効薬がない認知症。そのため予防への関心が高まっている。
これまで脳ドックは、脳梗塞やくも膜下出血、脳腫瘍などを調べるために受ける人が多かったが、近年では脳萎縮など認知症リスクや認知機能低下リスクへの意識の高まりに伴い、認知機能に関する検査も希望する人が増えている。
脳の疾患は自覚症状が乏しいケースが多いため、無症状の場合でも比較的若い年齢から定期的に受診をして脳の認知機能を測ることにより、将来の認知症に繋がるようなリスク行動を控えることができる、脳に良い生活を意識することができる、というメリットがある。
愛知県半田市においても、「認知症になっても、誰もが自分らしく暮らせるまち・はんだ」を目指し、認知症安心ガイドブック(認知症ケアパス)を発行するなど地域全体で認知症に向けた取り組みを行っている。

取り組みの主な内容

今回の取り組みでは、2023年2月に新設された半田市医師会健康管理センターに、同社が開発・提供する脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」と簡易認知機能テスト「CQ test®」を導入する。
「Brain Life Imaging®」は、脳MRIをAIで解析し、「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者目線のわかりやすい結果レポートを届けることで気づきを促す、脳ドック用AIプログラム。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供する。

「CQ test®」は、健常な人から認知機能を簡単に測定できる独自の認知機能テスト。iPadを用いて、5〜8分程度で測定でき、受診者はもちろん、医療機関においても大きな負荷なく導入が可能である。認知機能はCQスコアとして可視化され、結果に基づいた簡単なアドバイスを表示でき、結果レポートを発行する。

Splinkが持つ認知症および認知機能低下に向けた予防啓発のソリューションを提供することで、半田市医師会が受け持つ幅広い健診受診者に向けてブレインヘルスケアの啓発、地域社会の健康に寄与していく。

一般の方向けページ:
https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社Splink
所在地: 東京都千代田区霞ヶ関3丁目3−2 新霞が関ビル18階
URL:  https://www.splinkns.com/