「症状ことばチャット」リリース、クリニックでの活用開始

SHANRI株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役:坂井 香璃)は、症状をどのように伝えたら良いかわからない、医師(医療従事者)により理解してほしいという、患者(顧客)のうまく伝えられないをサポートする「症状ことばチャット」サービスを開始した。

「症状ことばチャット」とは

「症状ことばチャット」は、患者の伝えたいこと、話したいこと、また診察中のコミュニケーションだけでは捉えることが難しい患者のライフスタイルや価値観を優しくヒアリングしながらチャット(会話)を進め、最終的に医療形式にて出力されることで患者にも医療従事者にも有効活用できるサービスである。

【機能】
・基本的な初診問診をベースとしたチャット機能(疾患別の対応可能)
・チャット回答時における音声機能(医療やヘルスケアに特化した音声活用可能)
・バリュエーション豊かな症状ことばの選択機能
・カルテ記載形式での出力機能(指定メールへ転送可能)
・その他、写真添付機能やイラストを活用したUIの機能追加も可能

【導入に関して】
・サービスリリース初期段階であるため、現状クリニックや企業それぞれカスタマイズにて提供。
・医療機関の初診問診ほか、自費検診や特定保健指導等に付帯し企業サービスとしても活用できる。
・「定型型」症状ことばチャット サンプル
コロナ発熱症状版:https://syoujyoukotobachatai.com/

医療従事者視点での「症状ことばチャット」の実用例

新型コロナウイルス感染症は、2023年5月8日を以て5類感染症へ変更された。今後は地域を面としてより多くの医療機関が、かかりつけ医をもたない人も含めた発熱等の患者対応をされることになる。5類感染症への変更に伴い、これまで保健所が担っていた陽性者の入院手続き、救急隊員との連携、陽性者の管理ならびに高齢者や基礎疾患を持つ患者への配慮を含めた発熱者と一般外来受診者との混合診療体制の整備など、各医療機関は今まで以上の任務を担うことが求められている。
今後患者の幅広い受け入れが求められることで増える医療従事者側の業務負担に対し、症状ことばチャットは事前ヒアリングによる業務の効率化や非接触問診による感染リスクの低減、更には医療事務・看護師・医師間の連携強化や診療場面における患者満足度向上などが期待される。

【業務効率化ポイント】
・電話や窓口対応の効率化(外来対応人員が限られる地域医療機関などに有効)
・患者各自のスマートフォン対応による感染リスクの低減
・患者の希望把握による運営体制の強化(インフルエンザ検査も希望、薬の副作用歴や散剤は苦手など)
・患者の症状把握による診察の滞りない推進と患者同士の感染拡大防止
・医療従事者間での患者情報のスムーズな連携
・紙カルテ、電子カルテにおける記録業務の効率化

【診察時におけるコミュニケーションのサポート】
・診察開始時にすでに患者の経過や希望事項を把握したうえで診察・検査が実施でき、症状や困りごと、懸念点についても的を絞ったコミュニケーションができる。
・患者が答えやすい柔らかい質疑により、問診結果が具体化されている。
・体調が悪く不安が多い場面で長くなりがちな患者の主訴が医療形式にて見える化されているため、短い時間で高い患者満足度に貢献できる。

・Shanri症状ことばAI
医療機関の初診問診を想定した研究サンプル:https://www.shanritech.com/
Vision動画:

本件に関するお問い合わせ先

SHANRI株式会社
所在地: 東京都渋谷区恵比寿1-22-3
電話番号:03-4400-6229
URL:  https://www.shanri.co.jp/