【忙しい医療現場における物品管理の実態を調査】看護師の約半数が「手配の依頼」に負担を実感

要約

法人向けのオフィス用品通販サービス「スマートオフィス」事業を展開するプラス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今泉 忠久)は、病床数100床以下の病院・クリニックに勤めており、物品(間接資材)手配を発注担当者へ依頼を行ったことがある看護師301名を対象に、看護師の事務用品依頼に関する実態調査を実施した。

調査サマリー

「看護師の事務用品依頼に関する実態調査」

1.看護師の約6割が「紙」を使用した物品(間接資材)手配実施

2.約半数が「物品(間接資材)手配の依頼」が負担になっていると感じた経験あり

3. 物品(間接資材)手配が負担になっている理由、約7割が「医療業務の合間に行うことが多く、中断されるから」と回答

調査概要

調査概要:看護師の事務用品依頼に関する実態調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2023年8月10日〜同年9月6日

有効回答:病床数100床以下の病院・クリニックに勤めており、物品(間接資材)手配を発注担当者へ依頼を行ったことがある看護師301名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。

■手配の依頼が多い物品(間接資材)、約9割が「消毒用品」と回答

「Q1.あなたのお勤め先では、どのような物品(間接資材)手配を依頼することが多いですか。(複数回答)」(n=301)と質問したところ、「消毒用品」が85.4%、「レセプト用紙・コピー用紙」が52.5%、「ペン」が45.5%という回答となった。

■事務用品の依頼方法、約6割が「紙」で実施という結果に

「Q2.あなたのお勤め先では、事務用品をどのような方法で購買担当の方に依頼していますか。」(n=301)と質問したところ、「口頭」が24.6%、「注文用紙(商品記載済み)」が19.3%、「ノートやメモ紙」が18.6%という回答になった。「注文用紙(商品未記入)」14.6%、「付箋」3.0%という回答も合わせると「紙」で依頼している人が約6割という結果になった。

■事務用品の依頼頻度「1週間に1回程度」が約3割で最多

「Q3.あなたのお勤め先では、事務用品をどれくらいの頻度で購買担当の方に依頼していますか。」(n=301)と質問したところ、「1週間に1回程度」が29.6%、「1ヶ月に1回程度」が17.6%、「2週間に1回程度」が17.3%という回答となった。

■物品(間接資材)手配の依頼にかかる時間、「15分未満」が42.9%、次いで「15分以上~30分未満」が20.3%という結果に

「Q4.あなたは、物品(間接資材)手配の依頼に、毎月どの程度時間がかかっていますか。」(n=301)と質問したところ、「15分未満」が42.9%、「15分以上~30分未満」が20.3%、「30分以上~45分未満」が7.6%という回答となった。

■約半数が「物品(間接資材)手配の依頼」が負担になっていると実感

「Q5.あなたは、看護師としての医療業務に並行して発生する「物品(間接資材)手配の依頼」が負担になっていると感じたことはありますか。」(n=301)と質問したところ、「何度もある」が17.3%、「ややある」が28.6%という回答となった。

■負担に感じる理由、「医療業務の合間に行うことが多く、中断されるから」が最多で6割以上が回答

Q5で「何度もある」「ややある」と回答した人に、「Q6.看護師としての医療業務に並行して発生する「物品(間接資材)手配の依頼」が負担になっていると感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=138)と質問したところ、「医療業務の合間に行うことが多く、中断されるから」が63.0%、「業務量が多い上に負荷がかかっているから」が54.3%、「物品(間接資材)手配の管理も大変だから」が36.2%という回答となった。

その他理由に「タイミングが難しい」や「当番制で回ってくるが、いつ回ってくるか分からない」など

Q5で「何度もある」「ややある」を回答した人に、「Q7.Q6で回答した以外に、医療業務に並行して発生する「物品(間接資材)手配の依頼」が負担になっていると感じる理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=138)と質問したところ、「タイミングが難しい」や「当番制で回ってくるが、いつ回ってくるか分からない」など93の回答を得ることができた。

■半数以上が「物品を素早く発注することができ、手配状況が分かり、発注担当者との連携がしやすくなるオフィス用品通販サービスに興味あり」と回答

「Q8.あなたは、物品を素早く発注することができ、手配状況が分かり、発注担当者との連携がしやすくなるオフィス用品通販サービスに興味はありますか。」(n=301)と質問したところ、「非常に興味がある」が12.6%「やや興味がある」が40.2%という回答となった。

■興味ありの理由、約8割が「注文に掛かる時間を短縮できるから」と回答

Q8で「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した人に、「Q9.物品を素早く発注することができ、手配状況が分かり、発注担当者との連携がしやすくなるオフィス用品通販サービスに興味のある理由を教えてください。(複数回答)」(n=159)と質問したところ、「注文に掛かる時間を短縮できるから」が77.4%、「医療業務に集中できるから」が54.7%、「発注担当者に依頼する必要がなくなるから」が34.0%という回答となった。

■「ネットで簡単に注文出来れば商品番号を探したり書いたりする時間が減る」や「連携せずダイレクトに注文できるので、ミスが減るし効率がいい」などの声も

Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q10.Q9で回答した以外に、物品を素早く発注することができ、手配状況が分かり、発注担当者との連携がしやすくなるオフィス用品通販サービスに興味のある理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=159)と質問したところ、「ネットで簡単に注文出来れば商品番号を探したり書いたりする時間が減る」や「連携せずダイレクトに注文できるので、ミスが減るし効率がいい」など73の回答を得ることができた。

まとめ

まず、依頼することが多い物品(間接資材)について尋ねたところ、「消毒用品」が85.4%で圧倒的に多いということが分かった。依頼の方法についての質問では、「注文用紙(商品記載済み)」19.3%、「ノートやメモ紙」18.6%「注文用紙(商品未記入)」14.6%、「付箋」3.0%を合わせ、「紙」での依頼が約6割という結果となった。

続いて依頼の頻度について尋ねたところ、「一週間に一回程度」が最多という回答が得られた。加えて、看護師としての医療業務に並行して発生する「物品(間接資材)手配の依頼」が負担になっていると感じたことがあると回答した人は約半数であり、その理由として、63.0%が「医療業務の合間に行うことが多く、中断されるから」と回答した。

また、「物品を素早く発注することができ、手配状況が分かり、発注担当者との連携がしやすくなるオフィス用品通販サービスに興味あるか」と尋ねたところ、52.8%が「興味あり」と回答した。

今回の調査では、看護師業務で発生する「物品(間接資材)手配の依頼」に負担を感じている看護師が多いということが分かった。

また、日々の業務で忙しい看護師にとって、「物品(間接資材)手配の依頼」をすることや、依頼の方法が、医療業務の妨げになっていたりと負担に感じている人が多いという実態も明らかとなった。

物品を素早く発注することができ、手配状況が分かり、発注担当者との連携がしやすくなるオフィス用品通販サービスに半数以上の看護師が興味を抱いているところからも、これからは本当に集中したい業務に取り組むために、日々の物品手配や管理業務の負担を減らせるオフィス用品の通販サービスの導入を視野に入れてみることが、看護師の業務の効率を上げるための施策として有効と言えるかもしれない。