「on call」が、医療機関・医師向けオペレーションシステムの提供を開始

東京都内で在宅医療機関向けドクターシェアリングサービス「ON CALL」を提供している株式会社on call(本社:東京都港区、代表取締役:符 毅欣)が、医療機関・医師向けオペレーションシステムの提供を開始した。

「ON CALL」が解決している課題

国内の高齢化率は今後20年で増加傾向にあり、地方の高齢者を中心に、在宅医療の需要は増えていく見込みとなっている。一方で、「医師の働き方改革」関連法の2024年4月施行に伴い、各医療機関は勤務する医師の労働時間が上限年960時間となるよう、労働時間の短縮を求められており、増加する在宅医療の需要に医師の労働時間の供給が間に合っていないのが現状である。
そこで、在宅医療機関向けドクターシェアリングサービス「ON CALL」では、夜間・休日の営業時間外の医師のリソースが不足している医療機関に対して、地域医療に貢献したいと思っている医師の紹介事業を運営していく。

今回リリースする機能の特徴

・「ON CALL」の仕組み
「ON CALL」では、夜間・休日の営業時間外の患者からの相談・往診依頼時に、医療機関に対して稼働する医師を紹介する後方支援を行っている。かかりつけのクリニック・医院への患者からの相談や患家への往診をON CALLに登録されている医師と即時連携し、ディレクター(看護師/救命救急士)と共に対応する。

・今回のリリースで実現可能になること
患者のかかりつけクリニック・医院と、ON CALLに登録している医師との間での情報連携の基盤を強化し、よりスムーズな情報連携と時間短縮を実現するため、「ON CALLオペレーションシステム」の提供を開始した。

「ON CALLオペレーションシステム」で提供する機能

1.往診ディレクター・医師向けのオペレーションシステムの開発
電話対応後から往診完了まで、現場の医師とディレクターがスマートフォンから随時ステータスの報告を行うことで、医療機関がリアルタイムに医師の往診状況をシステム上で閲覧することが可能となり、大切な患者を、より安心して任せられる。

2.往診後の医師のカルテ作成機能・ディレクターの報告書作成機能
現場からスマートフォンで往診内容をタイムリーに医療機関へ共有できる。
ON CALLオペレーションシステムでは、医療機関が自院で作成しているカルテをシステム上で連携することで、患者の情報を正確かつスピーディーに往診する医師、ディレクターに伝達できる。
連携された患者の情報と、依頼時の状況を確認し、同社オペレーターと往診へ向かう医師、ディレクターがスムーズに診療の方針検討が可能となり、より適切な医療処置と、往診までの時間短縮の実現を目指す。

患者対応件数1,300件達成、随時エリア拡大

2022年4月より都内で在宅医療機関の往診サポートサービスの提供を行い、2023年4月で患者対応件数1,300件を達成した。
東京都内23区のクリニックに続き、東京西部・神奈川県北部・埼玉県南部へもエリア拡大を行い、サービス提供を行っていく。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社on call
所在地:東京都港区新橋4-31-3 第3名和ビル
URL: https://oncall-japan.com/