株式会社Works Human Intelligence(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者:安斎 富太郎、以下「WHI」)は、社会福祉法人恩賜財団済生会支部東京都済生会 東京都済生会中央病院(所在地:東京都港区、院長:海老原 全、以下「東京都済生会中央病院」)が、「医師の働き方改革」の推進に向けて統合人事システム「COMPANY」を採用したと報告した。
「COMPANY」採用の概要
東京都済生会中央病院は、535の病床を有する高機能急性期病院。36の診療科を持ち、常勤職員約1,300名が勤務している。
同院は、「医師の働き方改革」(医師に対する時間外労働の上限規制)が2024年4月から始まることを機に、病院全体のさらなる働き方改革を推進している。医師の働き方改革においては、社会的な課題となっている医師の長時間労働を抑制するため、病院は医師の勤務情報を正確に把握し、定められた上限時間を超えないように管理を徹底する必要がある。
東京都済生会中央病院では、既存の勤怠管理システムを改修しながら勤務管理を行ってきたが、その対応にも限界を迎えていた。より柔軟かつ迅速に勤務情報を把握し、働き方の改善に活用することを目指して、新たな勤怠管理システムの導入を決定した。
検討の結果、勤怠管理に加えて人事、給与、申請といった人事業務全体の業務効率化と、職員の利便性向上を目的に、人事システムを「COMPANY」に刷新することを決定。クラウドサービスとして提供される「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」「就労モバイル勤怠」を採用した。
今後の展望
1. 医師の働き方改革の実施
これまでは労働時間の管理に一部手作業等も含まれ、膨大な工数がかかっていた。「COMPANY」の導入により、勤務時間のタイムリーな把握に加えて、副業・兼業の労働時間や自己研鑽の時間も管理可能になる。また、モバイル端末から勤怠打刻を行えるようにすることで、多忙な医師の正確な労働時間把握に繋げる。
2. 人事データの一元化による業務効率化、人事情報活用の基盤構築
人事領域のシステムを統一し、これまで紙や複数システムへの情報転記・手入力にかかっていた作業工程を削減する。また「COMPANY」に人事情報を一元化することで、これまで各種人材データを使用・閲覧するたびに必要となっていた、データの抽出・整形作業を効率化。人材データ活用の基盤を構築する。
3. ユーザー会への参加による他法人のノウハウ活用
「COMPANY」は50を超える医療法人への導入実績があり、ユーザー会「ユーザーコミッティ」では病院ユーザー同士が集まって情報交換を行う分科会「病院ユーザー会」の開催や、医師の働き方改革対応に関するユーザー向けアンケートの実施等、業務ノウハウを共有するための活動を行っている。これらの活動への参加により、他法人の事例を参考にしながらベストプラクティスを取り入れ、さらなる人事業務の効率化、高付加価値化を図る。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社Works Human Intelligence
所在地: 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル21階
URL: https://www.works-hi.co.jp