はじめに
医療機関における人手不足が深刻化する中、受付スタッフの負担軽減策として注目を集めているのが、自動精算機やセルフレジ(自動釣銭機)の導入です。
完全無人化を目指す自動精算機と異なり、セルフレジは「スタッフと患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、会計業務の効率化を図りたい」というニーズに応える選択肢として根強い人気があります。
本記事では、クリニック向けセルフレジの基本的な機能から、製品ごとの特長、導入メリット、そして選定時の重要ポイントを解説します。セルフレジの導入をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。気になった製品の資料請求も、記事内から無料で簡単に行えます。
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- 数十社との連携実績
クラウド型のシステムにも対応
リアルタイムな支払情報管理 - サイズ:横490/奥行530/高さ135
- 対応決済:オプションでキャッシュレス端末連携
- 電子カルテ・レセコン自動連携とバーコード読み取り式選択可能、セミセルフレジからスモールスタートし、自動精算機の導入も可能
- サイズ:横435×奥行540×高さ184㎜
- 対応決済:オンライン決済端末連動オプション有
自動精算機とセルフレジの特徴比較
自動精算機はフルセルフレジ、自動釣銭機や一部自動の精算機はセミセルフレジとも呼ばれます。
項目 | 自動精算機 | 自動釣銭機(セルフレジ) |
---|---|---|
特徴 |
・バーコード読み取りや精算まで患者様が操作 ・完全無人での会計処理 |
・受付スタッフとの対話を保ちながら会計処理 ・患者様に寄り添った丁寧な案内が可能 ・現金の自動計算で正確な会計 |
メリット |
・人件費の大幅削減 ・待ち時間の短縮 |
・スムーズな操作で高齢者も安心 ・スタッフの接客力を活かせる ・省スペース ・導入コストを抑えられる |
デメリット |
・高齢者には操作が複雑 ・初期投資が比較的高額 ・患者様とのコミュニケーション機会が減少 |
・完全無人化はできない ・自動精算機より機能が少ない |
価格相場 | 200万円〜450万円 | 100万円〜150万円 |
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セルフレジ(自動釣銭機)導入のメリット
セルフレジの導入は、受付業務の効率化と患者様サービスの向上を同時に実現します。
小銭の投入がしやすいデザインや、スタッフがそばでサポートできる体制が整っているため、機械操作に不安がある高齢の患者さんにも適しています。
また、初期投資を抑えたいクリニックでは、まずセルフレジを導入し、将来的に自動精算機へ移行する柔軟な設備計画が可能なメーカーもあります。現金管理の負担軽減や会計ミスの防止といった効率化効果を得ながら、患者様との対話を大切にするクリニック運営を実現できます。
セルフレジの選択ポイント
- サイズと設置スペース
卓上型のため、受付カウンターに設置しやすく、患者様の動線を妨げないレイアウトを検討し、スペースに適した製品を選びましょう。 - 操作性の良さ、わかりやすさ
高齢の患者さんでも安心して利用できる、直感的な操作性と分かりやすい画面表示のものを選びましょう。
釣銭の受け取りや現金投入がスムーズだと、会計や受付の混雑緩和にも繋がります。 - 多様な決済手段への対応
メーカーによって、対応できる紙幣や硬貨が異なる場合があります。一部製品では5,000円札や一万円札が使用できなかったり、キャッシュレス決済に非対応の場合もあるため、患者様のニーズや診療費の支払い状況に合った製品を選びましょう。 - システム連携の柔軟性
クリニック向けの自動精算機はほとんど電子カルテやレセコンと連携が可能ですが、連携可能な機種数が多いものを選ぶことで、将来的なシステム更新にも対応できます。スムーズな導入のため、選定した電子カルテやレセコンとの連携について事前に確認が必要です。 - サポート体制
故障時の迅速な対応や日常的なメンテナンスサポートの確認はもちろん、スタッフ向けの操作研修を提供しているメーカーを選ぶことで、開業当日から安心して運用を開始できます。
さらに、同じメーカーで製品ラインナップが充実していれば、将来的に自動精算機へのバージョンアップやセルフレジの増設など、クリニックの課題に応じた柔軟な対応が可能です。
セルフレジの各製品詳細情報
- 数十社との連携実績
クラウド型のシステムにも対応
リアルタイムな支払情報管理 - サイズ:横490/奥行530/高さ135
- 対応決済:オプションでキャッシュレス端末連携
- 電子カルテ・レセコン自動連携とバーコード読み取り式選択可能、セミセルフレジからスモールスタートし、自動精算機の導入も可能
- サイズ:横435×奥行540×高さ184㎜
- 対応決済:オンライン決済端末連動オプション有
- レセコン連携・バーコード読み取り対応、
フルセルフ・セミセルフ対応、多言語対応 - サイズ:‐
- 対応決済:オプションでマルチ決済や医療費後払いシステム
- 15.6 型ワイドの両面タッチパネルディスプレイ(患者とスタッフが正面と背面で同じ画面を見ながら操作可能)、物販機能、専用のサポートダイヤル
- サイズ:横400 × 奥行540× 高さ639 mm、49.5kg
- 対応決済:クレジット決済・QR決済対応
- セミセルフレジ対面型と分離型選択可能で会計効率向上、保守体制365日24時間全国対応
- サイズ:-
- 対応決済:キャッシュレス決済端末機「stera terminal」との連動が可能
- レセコン連携、保険/自費対応、物販対応可能、導入から定着まで専任スタッフが伴走サポート
- 費用:初期費用1,650,000円(税別)〜月額10,000円(税別)/月 または
初期費用0円・月額40,600円(税別)/月〜(リース) - サイズ:-
- 対応決済:オプションでクレジットカード、QRコード決済、電子マネー決済
- レセコン連携不可、循環式自動釣銭機
- サイズ:-
- 対応決済:キャッシュレス対応マルチ決済システム、
- 各種レセコン連携とバーコード連携、循環式自動釣銭機、POSレジの実導入数21,000台以上(全業種)のPOSレジメーカー。
- 導入費用:1,060,000円~
- サイズ:15インチタッチパネル:約幅49cm×高さ46.3cm×奥行60cm
10インチタッチパネル:約幅49cm×高さ31.2cm×奥行60cm - 対応決済:キャッシュレス決済対応
- レセコンとバーコード連携、クリニック導入実績650台以上
- サイズ:‐
- 対応決済:クレジット・電子マネー・バーコード決済対応
まとめ
セルフレジ(自動釣銭機)は、受付業務の効率化と患者様サービスの向上を両立できる便利なツールです。特に、患者様との対話を大切にしたいクリニックや、高齢の患者様が多い医療機関にとっては、安心感を提供しながら業務の負担軽減を図れる魅力的な選択肢と言えるでしょう。また、初期投資を抑えつつ、将来的な自動精算機への移行も見据えた柔軟な設備計画を立てることが可能です。
開業を目指す医師の皆様にとって、セルフレジの導入は患者満足度の向上だけでなく、スタッフの働きやすい環境づくりにもつながります。本記事が、セルフレジ選定の一助となれば幸いです。
資料請求は無料で簡単に行えますので、お気軽にご活用ください。
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