「患者さんと向き合う時間を創出する」クラウド診療支援システムCLINICS


2015年よりオンライン診療サービスを提供する株式会社メドレーの「CLINICS」。
CLINICSを経由した診察回数は約80万回 ※CLINICSを経由したオンラインと対面の診察回数の合計を数えるとのこと。サービス誕生の経緯や導入されたクリニックの先生からの声、直近においての動向と今後の展望について株式会社メドレーCLINICS事業部マーケティングチームの阿部瑛氏にお伺いしました。

日本で一番多くの医療機関に利用されているオンライン診療サービス「CLINICSオンライン診療」

-まず初めに、御社の製品・サービスの概要と特徴についてお聞かせください

CLINICSオンライン診療は、日本で一番多くの医療機関にご利用いただいている、国内最大級のオンライン診療システムです。
これまで、いかに患者さんに正しくきちんと使っていただくかというところにフォーカスを置いて事業を運営してきました。
CLINICを利用して実施された診療は、累計約80万回を突破いたしました。※オンライン診療のサービス提供を開始して6年になるので、老舗のオンライン診療ベンダーの一つです。

対して、CLINICSカルテはORCAを内包したクラウド型の電子カルテです。
予約システム・問診システム・電子カルテ・オンライン診療というところまで一気通貫で利用いただけるのが大きな特徴のサービスです。
近年では、様々な機能がまとまったサービスを利用したいというニーズが増加しており、一気通貫のシステムで利用いただける点を先生方に評価いただいております。

特に最近では、オンライン資格確認の導入に合わせて、電子カルテやWeb予約システム・問診システムをまとめて導入したいというお声も増えてきました。

部分的な機能をクレジットカード登録不要で利用可能に

-プロダクト誕生のストーリーや直近の改良点などについて教えてください

弊社は、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、医師の協力のもと患者さんに医療情報を適切かつわかりやすく届ける「オンライン医療事典MEDLEY」と、医療ヘルスケア領域で日本最大級の求人サイト「ジョブメドレー」という二つのサービスを展開して参りました。
そんな折、2015年8月より、離島・僻地・過疎地に限らず日本全国で情報通信機器を用いた遠隔診療、いわゆるオンライン診療が可能となりました。
当時、医療機関の業務を効率化したり、医師と患者さんとのより強固なつながりを作ったりするようなサービス開発のタイミングを伺っていました。そこで、オンライン診療に関する規制緩和を受けて、CLINICオンライン診療をサービス開始いたしました。

医療情報提供や採用といった事業に加えて、よりクリニックの中に入り込んだシステムを提供することが可能になりました。これは「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションの実現の大きな一歩となったと考えています。

ユーザーの方からの声を受けて変更した点としては、最も大きなものでは「患者が簡単にオンライン診療を実施できる機能」を開始したことでしょうか。
こちらは、事前予約や決済機能が不要な場合に、患者さんがアプリのダウンロードやクレジットカード登録、会員登録の手続きを介さずに、オンライン診療を利用できる機能です。

従来は、オンライン診療を正しく受けていただくために、全ての利用ユーザーに会員登録とクレジットカードの登録をお願いしていました。しかし、クレジットカードの登録や会員登録が患者さんと医療機関の方々の負担となっている場合もありました。例えば、小児科では全額公費負担となるケースがあります。また、入院されている方がビデオ面会するといった利用方法では、クレジットカードの登録は不要です。

そんな状況を改善するべく、ZoomやGoogle Meetを利用する時のように、URLを送るだけで簡単にビデオ通話ができる機能を提供開始しました。
利用される患者さんがより少ない作業で完結できるようになった点が、非常に好評をいただいております。

患者さんの通院のしやすさ、受診継続率の向上を目指す先生に導入していただきたい。

-御社のサービスはどのようなクリニックの先生におすすめしたいですか
オンライン診療は、導入する医療機関・先生側にももちろんメリットがあります。その中でも特に、継続的な通院の負担を軽減できたり、きちんと病気を治して症状を緩和していく環境を作り出せたりといったような、患者さん側に大きなメリットがあるシステムだと考えています。
既に開院済みの先生であれば、ある程度経営の目処も立ち始め、かかりつけ患者さんも増えてきたというフェーズの方も多いと思います。
そんな、「より患者さんの通院負担を抑えたい」、「多くの患者さんに完治まで治療を継続して欲しい」ということにフォーカスされている先生には、ぜひともCLINICSオンライン診療をお勧めしたいですね。

CLINICSオンライン診療は多くの診療科目でご利用いただいております。特に、継続的な治療が必要な疾患が多い診療科目に適しています。例えば、花粉症やハウスダストといったアレルギーの診療、産婦人科、生活習慣病などの慢性疾患、AGAや美容皮膚科などの自費診療で多く利用いただいてます。

また、お子さんを連れて病院にいくのは負担が大きいので、小児科も適しているといえるでしょう。お子さんは病院に来てしまうとどうしても緊張したり、恐怖心を抱いてしまったりということが想定されるため、オンライン診療であれば普段の様子を確認しやすいという利点もあります。

他院でどの診療科目でどのようなに利用されているか知りたい場合は、弊社サービスを利用されている医院のメニュー画面が参考になると思います。
https://clinics-app.com/clinic
この診療科ではこう使っているといったポイントを、イメージしていただけると思います。

もし詳細な使い方や活用方法について深く知りたいという方は、弊社の担当までご連絡ください。
<お問い合わせ>

コロナ禍以降は、オンライン診療は特別で難しいサービスではなくなりつつある

-クリニックで活用されている先生のお声などを教えてください

先生方とお話しする中で、一部の方はオンライン診は非常に特殊で、最先端のサービスというイメージをお持ちの方も一部いらっしゃると感じています。

ですが、実際に導入して一度触れて見ると、スムーズに活用できたというお声を頂戴することも少なくありません。
特にコロナ禍以降は、多くの方々にとってZoomやGoogle Meetが一般的で馴染み深いツールになったように、オンライン診療も対面・入院・往診に次ぐ4つ目の新しい診療の形として、受け入れられ始めているのではないでしょうか。

オンライン診療を導入していない先生も、商談やセミナーなどをオンラインで実施される機会は増えてきていると思います。
今後も、診療の選択肢の一つとしてますます有力な候補になると考えています。

システムによる業務効率化で、一秒でも長く患者さんと向き合う時間を作っていただきたい

-最後に、今後の展望についてお聞かせください

CLINICSを経由した診察回数は約80万回を数え、直近においても増加傾向が続いています。ですが、患者さんと医療機関にとって、オンライン診療が本当の意味で当たり前になるのは、まだもう少しの時間が必要だと考えています。

そのために、導入いただく医療機関に対してきちんとサービスの説明をして、それぞれの医療機関に最も適した利用方法を考え、患者さんに利便性を提供していくというフローを粛々と実行していきたいです。

直近での具体的な取り組みとしては、株式会社NTTドコモと資本業務提携し、8,000万人ほどのdアカウントユーザーと連携ができるようになりました。
<プレスリリース>

システムを導入いただく先生もそうですが、いかに患者さんがオンライン診療に親しんでもらえるかが重要だと思います。dアカウントユーザーと連携を筆頭に、患者さんへの普及にも尽力して参ります。

当社はオンライン診療・電子カルテといったシステムの活用により、医療機関の先生やスタッフさんの業務効率を改善することで、少しでも患者さんと向き合う時間を創出して欲しいという思いで日々業務に取り組んでいます。

CLINICSオンライン診療は、初期費用も月額料金も頂戴している分、導入から活用に至るまでのサポートを惜しまずにご協力いたします。
導入を検討されている先生はぜひ一度ご相談の上、お任せいただけますと幸いです。

株式会社メドレー
本社:〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー13F
https://www.medley.jp


今回、お話を伺いました株式会社メドレー様は2022年11月1日(火)から開催の診療所マネジメントEXPOに出展しています。

診療所マネジメントEXPOでは、「CLINICSオンライン診療」「CLINICSカルテ」を紹介しております。
サービスの詳細説明の他、担当者へお気軽にご質問いただけます。
ご希望の方は下記URLへお進みください。
<診療所マネジメントEXPOはこちら>

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