日本の医療費削減のための革新的な戦略的事業プラン
医療費の増大に危機感を持つ現役医師、事業家、データサイエンティスト等が集まり設立されたMedQuery株式会社は、日本の医療費削減を民間主導で行う戦略的事業プランを発表した。ICTやAIの活用といった既存の取り組みだけでは医療機関の業務効率化を実現する事は困難であるとの結論からこれまでとは異なるアプローチでの医療費削減という課題に取り組んでいく。
日本版リテイルクリニック
アメリカでは簡易診療所として普及しているリテイルクリニックを日本版に改良し普及を目指す。大きなポイントとしては以下の2点が挙げられる。
〇自費診療で標準治療
「Time」「Flow」「Cost」の観点で現場の効率化を図り、保険診療と同等の価格で標準治療の提供を行う。急性軽症疾患を対象とし50~100パターンのモデルを作成予定。
〇不動産証券化
クリニックをモジュール化・ユニット化し、物件や医療機器、家具等全てを揃え付帯サービス付きレンタルクリニックとしてフランチャイズ化を目指す。将来的には医療者や事務職員等の人材派遣も行う予定。
医師は新規開業時のリスクを抑え、多様な働き方を選択する事が出来る。
6ヶ月かけて代表の織田氏が運営するクリニックにて仮説の検証とあわせて試験的な運営を行い早期事業化を目指す。
今後の動向に注目していきたい。