「レキオ・パワー・テクノロジー株式会社」ファンド創設により「関節リウマチ診療特化型のエコー」を開発

レキオ・パワー・テクノロジー株式会社(本社:沖縄県那覇市)と長崎大学は、「関節リウマチ診療特化型のエコー」の共同開発に乗り出す。これは、長崎大学教授/日本リウマチ学会理事(九州・沖縄支部 支部長)の川上純教授の発案によるもの。
日本国内で患者数が約60~100万人存在する関節リウマチの診療に不可欠なエコーを、関節リウマチに特化して機能を絞り、低価格でポータブルな新型製品として開発し、地域医療機関などへの普及を目指す。

本ファンドの営業者となるレキオ・パワー・テクノロジー株式会社は、主に発展途上国向けのジェネリック医療機器製品*や国内向けの非医療用途エコー製品の企画・開発・製産・販売を手掛けている。2018年6月、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラムJ-STARTUPに沖縄県で唯一選定され「地球上から医療空白域をなくす」ことを目的として、世界の誰もが享受できるエコーソリューションの普及に尽力している。本ファンドでは、新商品の開発生産に必要となる費用を募集する。一口52,500円(手数料含む)。
※ファンド詳細はこちら
https://www.securite.jp/fund/detail/5478

レキオ・パワー・テクノロジー株式会社と長崎大学は、今年2月に産学連携協定を締結している。そのような中、同社が既にエコー製品の事業実績を持っていたことから、長崎大学川上教授のもと、この度共同開発が決定した。
関節リウマチは薬の投与が継続的に必要な疾患で、エコー検査も継続的に必要であるが、エコー機器は高額なことから身近な医療機関への普及が難しい状況にある。そこで、レキオ・パワー・テクノロジー株式会社が途上国向けに販売している超音波装置と大部分の設計を共通化し、機能面では関節リウマチに特化することで不要な機能を省略し、低価格な製品として地域医療機関への普及を図っていく。販売開始は2021年中を予定。

*特許権の期限が切れた技術を用いて開発された医療機器。

■本件に関するお問い合わせ
レキオ・パワー・テクノロジー株式会社
代表取締役 河村 哲(かわむら てつ)
URL:https://www.lequiopower.com/?lang=ja