検温無人化で医療従事者の負担を軽減 “AI検温パスポート”が総合病院で続々と導入

映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を運営する株式会社フューチャースタンダード(本社:東京都文京区、代表取締役:鳥海 哲史、以下「フューチャースタンダード」)が提供する検温システム“AI検温パスポート”の日本全国の病院への導入が、続々と進んでいる。新型コロナウイルスの再度の感染拡大の影響を受け、人の出入りが激しい総合病院は検温作業によるスタッフの負担が大きく、無人化もしくは最低限の人数で対応できるサービスとして好評を得ている。

背景

総合病院では初診や再診患者、付き添いなど多くの人が行き交い、来院者によって受付場所や診察場所が異なることから、複数の検温担当のスタッフを交代制で配置し、検温の後に持ち歩き用紙へ記入し、来院者が持ち歩くのが一般的。新型コロナウイルスの再度の感染拡大により感染対策に追われる中、検温作業は病院のスタッフにとって大きな負担になっている。

サーマルカメラでの検温と検温結果をプリントアウトできるオール非接触の“AI検温パスポート”は、「感染予防とスタッフの負担軽減」という総合病院の持つ課題が解決できることから、大変好評を得ている。そこで今回は導入している九州地方の大学病院(病院名は非公開)に選んだ理由や活用方法についてインタビューした。

【某大学病院の活用事例】
・1日の平均来院者数:1,000人超
・病床数:500床超
・導入時期:2020年10月より
・AI検温パスポート台数:1台
・設置場所:初診受付付近
・1日の検温者数:200~300人
・1日の配置スタッフ人数:1名
(10時以降無人化)

−  新型コロナウイルス対策について教えてください。
当院では、新型コロナウイルス対策会議を週に一回行っており情勢を踏まえた対応を実施しております。具体的な対策としては、面会の制限、来院者の検温、消毒液やマスクの支給や病室の出入りの際の消毒、来院前にご自身での検温も依頼しています。

− 来院者を検温するにあたってどんな課題がありましたか?
入り口がいくつもある上24時間出入りできる為、検温作業を病院入り口で実施するのが難しいことです。入り口を制限して動線を変えるのは、来院者へ不便をかけ、体調に影響もある場合もあることから現実的ではなく実施していません。

 

− “AI検温パスポート”を導入する前の検温体制について教えてください。
初診受付と再来受付の2箇所にそれぞれ人員を配置し、事務5部門がローテーションで担当し非接触型体温計で手動検温していました。

− 検温サービスの中で“AI検温パスポート”を選んだ理由を教えてください。
サーマルカメラでの検温からプリントアウトまでのスピードが速いのです。現場でのオペレーションを阻害しないことが一番の理由です。素晴らしいです。また、お客様の反応も良く、ネガティブな反応はありません。職員の講演会でも活用しましたが、職員にも高評価でした。

− “AI検温パスポート”の導入目的を教えてください。
単純に検温作業にかかるスタッフの手間と時間を削減することです。当初サーマルカメラのみで検討しましたが、紙に書く手間が必要なので削減につながらないと考え、その点検温結果がプリントアウトでき、来院者がそのまま院内を持ち歩けるので非接触な上、無人化が可能だと思い導入しました。

“AI検温パスポート”の活用方法について教えてください。
現在1台を初診の受付付近に設置しておりますが、今後再診の受付にも設置を検討しています。現在スタッフが誘導のために朝の繁忙期は立ち会っていますが、徐々に配置する時間を減らしている段階で、11月いっぱいで完全に無人化する予定です。

「AI検温パスポート」について

映像解析AIプラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を活用し、サーマルカメラで撮影した画像と検温結果をプリントアウトできるサービス。顔認証AI技術により事前に登録した従業員等の本人確認も可能。
「AI検温パスポート」を活用することで、従来サーマルカメラ周辺やWebサイトで確認していた検温結果を検温した本人が持ち歩き提示することが可能になり、何度も検温する手間を省くことができる。
活用シーンとして、複数の入り口があり各店舗で検温を実施している商業施設、入り口にスタッフ配置が難しいライブハウスやWeb環境の持ち込みが難しい建設現場等、出入りが激しく煩雑になりやすい場所で有効性を発揮する。
詳細はこちらhttps://www.scorer.jp/products/thermalpassport

本件に関するお問い合わせ先

株式会社フューチャースタンダード

所在地: 東京都文京区湯島1丁目6-3 湯島一丁目ビル 2階

MAIL:pr@futurestandard.co.jp

URL: https://futurestandard.co.jp/