
在宅医療に特化したクラウド型電子カルテ「homis(ホーミス)」を提供するメディカルインフォマティクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐々木美樹)は、2025年6月1日、ユーザー向けの専用ポータルサイトを正式に開設した。
これにより、これまでの電話・メールベースのサポートに加え、より継続的で効率的な支援体制を整備。問い合わせ状況の可視化や、チャット形式の窓口、トライアル申し込みやFAQの集約といった複数の新機能が提供される。
「homis」は、在宅医療を提供する医療機関に向けて設計された電子カルテで、AI機能による書類の自動生成や、レセプト代行サービスなどを特徴としており、リリース以降、全国の200以上の訪問診療クリニックで導入されている。
「homis」の特徴:在宅医療に特化した“使いやすさ”を追求
「homis」は、在宅医療の現場における煩雑な業務負担を軽減するために開発されたクラウド型電子カルテ。AIを活用し、訪問診療で必要な各種書類(訪問診療計画書、指示書、訪問看護指示書など)を自動生成できるのが大きな特長だ。
また、月額2万円から導入できる価格設計と、レセプト代行を含むサポートプランを用意しており、開業初期や限られた人員で運営するクリニックにとっても導入しやすい仕組みとなっている。
同サービスは、在宅医療の実績豊富な医療法人社団悠翔会(東京都)や医療法人おひさま会(大阪府)などが開発協力に参加しており、現場ニーズに即した実用的な設計となっている。

「homisポータルサイト」が実現する「現場発の製品改善」
今回開設された「homisポータルサイト」では、以下の機能が利用可能となっている:
- 新製品のトライアル申請
- 利用者からの改善アイデア投稿
- 問い合わせ状況の可視化と履歴管理
- 医療機関内でのQ&A共有
- よくある質問(FAQ)・操作マニュアルの即時参照
- チャット形式による迅速な問合せ対応
- homisからの最新情報配信
これらを通じて、医療現場から寄せられる意見や要望を製品開発に直接反映し、スピード感を持って改善サイクルを回す体制が整う。

今後の展望
同社は、ポータルサイトを通じて得られたフィードバックを元に、さらなる機能拡充や運用支援を図る方針だ。ユーザーとの双方向の関係性を重視し、電子カルテ「homis」の進化・改善にも積極的に取り組んでいくとしている。
医師の働き方改革や在宅医療の需要拡大を背景に、homisは今後さらに注目を集めそうだ。
会社概要
会社名 :メディカルインフォマティクス株式会社
所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号 明治生命館4階
代表者 :佐々木美樹
事業内容 :電子カルテを中心に、在宅医療にかかわるレセプト代行、事務代行、開業・承継支援、経営コンサルティング、訪問診療専門医師紹介業など総合的なサービスを提供