講演者:多田 智裕 氏
所属先:医療法人ただともひろ胃腸科肛門科 理事長 株式会社AIメディカルサービス 代表取締役CEO
動画詳細
開業5年目には内視鏡検査数が年間9,000件のクリニックとなりました。
今回はクリニック経営についてはじめてお話します。自身のノウハウを包み隠さず話し、開業医の方々に役立てていただきたいと思います。
医師の起業について、医療現場の課題解決のための挑戦についてもお話しします。地域の診療に取り組むことは大切ですが、医療現場は常に進化し課題が山積みです。私の場合、内視鏡AIに特化したスタートアップを立ち上げ、医療機器の開発に取り組んでいます。これを通じて、他の医師にも挑戦のきっかけとなればと思います。
医療現場で感じた課題から起業のきっかけを得ました。安全性に配慮した内視鏡検査から診断精度の向上に努め、大腸内視鏡検査の合併症ゼロを目指した取り組みを行いました。さらに、AIを活用した診断精度の向上にも取り組んでいます。柔軟に時代の変化に対応するためには、新しい分野に積極的にチャレンジする姿勢が重要です。
最後に、医療の原点は患者さんの役に立つことだと考えています。技術やスキルはもちろん大切ですが、患者さんへの思いやりや配慮が何よりも重要です。患者さんの役に立ち、喜ばれることを常に心がけることが大切です。
講演者プロフィール
医療法人ただともひろ胃腸科肛門科 理事長
株式会社AIメディカルサービス 代表取締役CEO
多田 智裕 氏
2006年にさいたま市武蔵浦和駅前に内視鏡専門クリニックを開業し、開業5年目(2011年)で内視鏡検査数が年間9,000件のクリニックにまで成長しました。
クリニックでの診療と並行しながら、内視鏡検査を取り巻く現場の課題の解決を目指すようになりました。
2017年に内視鏡AIの研究開発に特化したスタートアップ「AIメディカルサービス」を設立し、CEOを務めております。
現在は内視鏡AIを用いた『がんの見逃しゼロ』の実現を目指して、世界の患者さんを救うことを目標に活動しています。