インフォコム株式会社(東京都渋谷区)は、病院職員の勤務状況を管理するシステム「CWS(シーダブリューエス)就業管理システム」について、病院の「働き方改革関連法」への対応をサポートするオプションの提供を4月1日から開始する。
医師への特例についても、今後の法改正に応じて設定変更で柔軟に対応することが可能。
【背景】
4月に施行される「働き方改革関連法」では、労働時間の状況の把握▼時間外労働の上限(月45時間、年360時間)▼5日間の年次有給休暇取得義務化-などが求められ、医療機関にも適用される。一方、医療機関では、医師や看護師をはじめ数多くの職種のスタッフが24時間体制の中、さまざまな勤務形態で働いており、勤務状況の適切な把握や管理は一般企業以上に煩雑で困難となっている。さらに医療機関には、5年間の猶予期間が設けられ特例も検討されている医師に対する規制も見据えた対応が求められる。
【「働き方改革」対応オプションの特徴】
(1)時間外労働の上限管理
(2)有給休暇の取得状況管理
→違反になりそうな職員を検知して管理者へ通知や背景色でアラート
■医師への特例対応について
働き方改革関連法は、医師については適用に5年間の猶予期間が設けられるほか、勤務地や診療科などにより残業時間の上限に特例を設ける方向で国が検討している。今後、管理者による設定変更のみで柔軟に対応でき、プログラムの改修などは不要となる予定。
■働き方改革対応オプション込み本体価格:CWS本体300万円~
【「CWS就業管理システム」について】
2014年より看護部門管理システムとして提供を開始し、その後医師を含む病院全体に管理の対象範囲を広げ、現在約100施設で利用されている医療機関向け就業管理ソリューション。医療従事者の勤務時間を適切に管理するとともに、シフト管理や入院基本料算定に関する届出添付書類(様式9)の作成にかかる作業時間を大幅に軽減することが可能。
看護部門で導入した医療機関では、管理職の労務管理にかかる作業時間を導入前の10分の1以下に削減できた事例もある。