東京近郊で28の医療施設を運営する桐和会、統合人事システム「COMPANY」導入で給与計算にかかる入力作業を1/3に

株式会社Works Human Intelligence（本社：東京都港区、代表取締役最高経営責任者：安斎富太郎、以下「WHI」）の大手法人向け統合人事システム「COMPANY」が、このたび、医療法人社団桐和会（本部：東京都江戸川区、理事長：岡本和久、以下「桐和会」）において利用開始されることとなった。

背景

これまで桐和会では、従業員の人事情報が複数のシステムや表計算ソフトに分散しており、情報管理が複雑化し、非効率なオペレーションが発生していた。この課題解決のため、人事管理、給与計算、勤怠管理、ワークフロー、情報照会といった幅広い業務領域をカバーする統合人事システム「COMPANY」の導入を決定。同シリーズ内で人事データを一元化することにより効率的で迅速な業務運用を実現した。

導入効果

① 病院ならではの勤務形態に対応した勤怠管理が可能に
桐和会では医療施設の夜勤に2種類あり、通常の夜勤に加えて、新規配属者が現場に慣れるための「見習い夜勤」が存在する。手当額が異なるが、従来の勤怠システムは2つを区別して勤務状況を把握できなかったため、「見習い夜勤」を行った従業員を人事担当者が把握し、手入力で給与へ反映させる必要があった。他にも、病院に出勤はしないが緊急の電話にいつでも対応できるよう待機する「オンコール」の当番や、勤務時にとった食事の回数等、手当金額に関係する情報を勤怠システム上で管理しきれず手動での連携が発生していたが、「COMPANY」により必要な勤務関連情報の一元管理が可能に。勤怠データは給与システムに自動連携されるため、運用が大幅に効率化されるとともに、ヒューマンエラーも減少した。

② コロナ禍で支給が決定した手当もスピーディに対応
桐和会では、2021年に医療従事者へコロナウィルス手当の支給を実施した。従来、給与計算の内容を変更する際には、手当を1種類追加するだけでも1ヶ月前にシステムベンダーに連絡して修正依頼をする必要があった。「COMPANY」は人事担当者が自ら設定を柔軟に変更することが可能なため、支給金額の決定後、迅速にシステムの設定変更とテストを実施。変化の激しい状況の中でもスピーディに対応し、必要な手当を必要なタイミングで支給することができた。

③ 給与計算にかかる入力作業が1/3に
これまでは給与計算に必要な情報を給与システム内で管理しきれておらず、毎月表計算ソフトにあるデータ（例：寮・社宅情報）を人事担当者が手入力していた。また新規採用時や異動・昇格時には、人事情報の登録を行うシステムや承認を行うワークフローシステム等、複数のシステムにまたがる処理が必要だったため、1名の採用・異動・昇格ごとに各システムへ同内容の入力作業を3回ずつ行う必要があった。「COMPANY」なら、1度の入力で関係者の承認、人事情報の登録、給与反映すべてを行うことが可能に。入力作業を3分の1に削減し、効率化を実現した。

WHIは、今後も幅広い人事業務をカバーし、柔軟に活用可能な「COMPANY」の提供を通じて、大手法人の業務効率化や変化へのスピーディな対応を支援していく。

統合人事システム「COMPANY」について

「COMPANY」はWHIが提供する大手法人向け統合人事システム。様々な業種業態、約1,200法人グループへの導入実績があり、ERP市場人事・給与業務分野シェアNo.1※の製品。
企業環境の変化に対応するための標準機能の強化を、定額保守料の範囲内（無償バージョンアップ）で行うことで、大手法人の人事業務効率化、ITコストの見える化に貢献する。
https://www.works-hi.co.jp/products
※2019年度　ERP市場 – 人事・給与業務分野：ベンダー別売上金額シェア　出典：ITR「ITR Market View：ERP市場2021」