エキスパート医師が発信する学会・研究会プラットフォームe-casebook LIVEで新たに消化器科専門チャンネルがオープン

株式会社ハート・オーガナイゼーション（本社：大阪市淀川区、代表取締役：菅原俊子）は、「医師が世界中の専門医から学べる学会・研究会プラットフォームe-casebook LIVE（イー・ケースブックライブ）」にて、従来からある、循環器内科、整形外科、脳神経外科チャンネルに加え、3月15日より消化器科専門チャンネルを公開開始した。今後も専門医の方々の日常診療で役立つコンテンツを配信していき、「医師が世界中の専門医と協力して治療ができる世界」の実現を目指していく。
消化器科専門チャンネル：　https://www.e-casebook.com/gastroenterology

背景

日本の死因の第1位は悪性腫瘍（がん）であり（※1）年々増加し続けている。その中で最も多いのが大腸がんや胃がんなどの消化器がん（※2）。このように消化器疾患患者が多いことから、医療の現場でも手術手技が発達し続けており、例えば内視鏡検査や腹腔鏡手術の技術は常にアップデートされている。現場の医師はその最新技術を習得するのにテキスト情報だけでは習得が難しいため、手術室まで見学にいくのが主な手段であり、学ぶ機会が圧倒的に少なすぎるという問題があった。さらに新型コロナウイルスパンデミック後は手術室への訪問でさえ難しくなった。そのため全国各地にいるエキスパート医師の手術・手技動画を見て学ぶことのニーズは非常に高くなっている。

消化器科専門チャンネルで解決できること

そこで消化器科専門チャンネルを開設し、ビデオを視聴しながら議論できるようになり、いつでも、どこでも専門医の治療技術・経験の共有ができる「場」を作った。今後はビデオだけでなく、リアルタイムでの手術手技・治療戦略などの最新トピックを配信する予定。これからも学びの機会を増やすことで、医療格差をなくすことを目指す。

※1　厚生労働省　令和２年(2020)人口動態統計月報年計(概数）の概況　図６ P11
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/gaikyouR2.pdf

※2　国立研究開発法人国立がん研究センター　最新がん統計
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

e-casebook LIVEの概要

e-casebook LIVEは、ライブ研究会の手術や治療の映像をインターネットでライブ配信することで、参加者の時間と距離の制約をなくす。さらに、議論をリードする座長やコメンテーターも1つの場所に集まることなくインターネット経由で参加できるようにし、登壇者にとっての制約もなくした。これにより、テーマや症例に応じて最適な座長・コメンテーターが登壇できるようになり、これまで以上に充実した議論が実現できる。医師限定サービスのため、ライブ中はコメント欄でライブ配信中のトップ医師に質問を投げ、回答を得るなど、深い議論が可能となる。
e-casebook LIVEサービス URL：　https://www.e-casebook.com/cardiology