美容クリニックに特化したマーケティング支援を行う株式会社アール・ドクター(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上遠野 弘昭)は、この度、データ連携を通じて自由診療のマーケティングソリューションを提案するクリニケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:多紀澤 友治)、並びに自由診療での導入実績No.1の電子カルテ「ACUSIS」で知られる株式会社プロ・フィールド(本社:東京都中央区、代表取締役:車 陸昭)と連携し、電子カルテ「ACUSIS Cloud」とLINE管理ツール「CLINE」の連携サービスを開始した。これにより、LINEを活用した患者へのきめ細かなサービス提供が可能になった。またそれに伴うクリニックの収益アップも期待できる。
クリニック集客にLINEは不可欠
企業の情報発信、または顧客とのコミュニケーションにおいて、今やLINEの存在を無視することはできない。メッセージの開封率はメールの4倍以上、本文中リンクのクリック率に至っては20倍以上にも達する。また、LINEから商品の購入やサービスの利用に至るユーザーも全体の2〜6割を占めており、決して少なくない。自由診療クリニックの集客においてもこの流れは同様で、クリニック間の競争が激しさを増す昨今、LINE集客を制するものこそが、クリニックのサバイバルを制すると言える。
クリニックのLINE集客は他業種より遅れている
公式LINEで顧客にアプローチする醍醐味は、個別対応が容易だということ。LINEなら1人のオペレーターが同時に複数の顧客に対応できるため、電話対応よりはるかに効率的である。また、LINEはメールに比べて圧倒的に読まれやすく、顧客のニーズに応じて個別にアプローチをすれば、飛躍的な売上増と満足度の向上も期待できる。そのため、顧客との 1対1 をいかに充実させるかがLINE集客の成否を握ると言っても過言ではない。
しかし、医療業界ではそれがうまくいかず、他業界に比べ、大きく遅れをとっている。その障壁になっているのがカルテの存在である。医療を提供するにあたって、カルテには本名を記載する必要があり、来院に際しては、必ずどこかのタイミングでLINEのニックネームと本名を紐付ける必要がある。今まで、そこは人力に頼らざるを得ず、ゆえに大半のクリニックでは、一斉配信による一方的な情報提供など、LINEの運用方法は限られたものであった。
ACUSIS Cloud と CLINEの連携は情報の一元管理を可能にする
これを自動化し、LINE上のやりとりとカルテ情報の一元管理を可能にするのが、「ACUSIS Cloud × CLINE」である。LINEのアカウントごとに CLINEが「LINEアドレス」を個別に発行し、これを ACUSIS Cloud(電子カルテ)に登録する。こうすることで、ニックネームとカルテの本名が紐付き、患者がセールスファネル上のどのステージにあるのかをセグメント。個々の患者に最適化された満足度の高いコミュニケーションを実現する。
ACUSIS CloudとCLINEの連携は売り上げ増にも貢献
LINE上のやりとりとカルテ情報を一元管理することは、新規患者の獲得以外にもう一つ、大きなメリットがある。それは取りこぼしていた患者をもう一度すくい上げることができるということ。例えば「来院したものの治療に至らなかった」というカルテ上の情報がLINEのアカウントと紐づくことで、個人を特定することができる。これによって、その方に最適化した情報を再度個別に送ることができる。こうしたメッセージは、不特定多数に送られる一斉配信よりも「刺さる」ことは間違いなく、再来院、治療へとつながる確率も上がると期待できる。実際、今回の正式リリースに先駆け、ある医療機関でこれに類似する連携を試験的に実施したところ、月に約1,000万円の売り上げ増につながった。
カルテ情報とLINE情報を一元管理することは、顧客満足度だけでなく、売り上げ増にも貢献すると確信し、今回の正式リリースに踏み切った。
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