株式会社エー・アンド・デイ(東京都豊島区)は、患者の栄養管理の観点から注目されている体重測定用に、患者が車イスに乗ったままの状態で体重が測定できるバリアフリースケールを2019年4月1日から新しく発売した。
【新製品開発の背景】
高齢者におけるフレイル(筋力や活動の低下)やサルコペニア(骨格筋量と骨格筋力の低下)の原因の一つに低栄養が挙げられ、栄養管理の重要な指標として体重測定が注目されている。介護保険や医療保険においても栄養状態評価への加算が定められており、医療・介護施設での入院患者・入居者の栄養評価のための体重測定の重要度が今後ますます高まることが予想されている。
しかし、ユーザーから、いままでの車イス用体重計は重量がかさみ、施設内での持ち運びや設置、保管が困難であり、使い勝手に改善の余地があるとの指摘があった。
【新製品「AD-6106R」「AD-6106RL」の主な特長】
発売された「AD-6106R」と「AD-6106RL」は、施設内での持ち運びや設置、保管に配慮した片づけやすい車イス用体重計。強度や測定精度は従来品と同等で、重量を約25kgから約18kgまで大幅な軽量化を実現した。
https://www.aandd.co.jp/adhome/products/me/ad6106r.html
●乗降性が良い計量台
・ひょう量:200kg
・ゆるやかなスロープと低い計量台でスムーズに昇降可能
・安全性を考慮した、エッジを排した丸みのあるデザイン
●使いやすい多機能表示器
・BMI計算機能
・車イスの重量引き(風袋引き)機能
●持ち運びを考慮した製品設計
・大型キャスターで3Way走行が可能なので、狭い通路やエレベータ、保管室の扉などもヨコ走行で安全に、スピーディに移動ができる。
・表示器と計量台の接続ケーブルは脱着可能で、移動時に邪魔にならない。
・収納ポケット付きなので、付属品もいっしょに運ぶことができる。
●設置・保管
・壁に立てかけることができ、省スペースでの収納が可能
【標準価格】
標準価格:AD-6106R(標準型)¥250,000(税抜)
AD-6106RL(表示スタンドなし型)¥198,000(税抜)