クリニックにおけるスタッフ教育のポイント 2022/02/01

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講演者:梅岡 比俊 氏
所属先:医療法人梅華会グループ 理事長 M.A.F 主宰

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クリニックにおけるスタッフ教育は、受付業務や会計業務などの技術的な面だけでなく、クリニックの理念やサービス提供の考え方も重要です。これらはクリニックの印象や評価に大きく影響します。

現在のクリニック運営では、人材課題があります。特にAI技術やITツールの普及により、医療事務などの職種が置き換えられる可能性があります。そのため、働き手としての魅力やキャリアパス制度の整備が求められます。

これからの時代に求められる医療事務スタッフは、マニュアルを超えた行動力や患者への共感力が重要です。教育体制の整備とともに、クリニックの理念や在り方を共有することが重要です。

具体的には、スタッフのタスクをスケジュール化し、PDCAサイクルを回しながら教育を進めます。さらに、クリニックの理念を共有するために、入職したスタッフに対して冊子や教育を通じて伝えます。スタッフの選考やパフォーマンス評価においても、理念や考え方に共感できるかが重要な判断材料となります。

講演者プロフィール

医療法人梅華会グループ 理事長 M.A.F 主宰
梅岡 比俊 氏

奈良県立医科大学卒業後、勤務医を経て2008年兵庫県西宮市に梅岡耳鼻咽喉科クリニックを開業するも、様々なトラブルを経験しました。
その際に経営者として成長するために数々のセミナーに参加し、自己理念経営の大切さを痛感しました。
そこで得られた知見をもとに、2011年に初の分院である阪神西宮駅前梅岡耳鼻咽喉科クリニックを開設したのを皮切りに分院展開を進め、2022年現在、兵庫県に耳鼻咽喉科4院・小児科2院、東京都に消化器内科1院、計7院の運営を行なっています。
また、クリニック運営のみにとどまらず、企業主導型託児所3園、児童発達支援スクールコペルプラス2校を開校し、地域の皆様に喜んでいただけるよう、活動の幅を広げています。
2016年には、日本全国のクリニックを活性化し、より良いクリニック運営を広めるための、開業医コミュニティM.A.F(医療活性化連盟)を発足しました。

全国の志高い開業医の方々と共に、これまでの経験と知恵を絞り共に学びながら、医療業界全体の向上に取り組んでいます。