医療機関向けサイバーリスク補償を開始

モバイルとアナログで地域医療を支援するサービスを開発・提供するスタートアップ、株式会社HealtheeOne(福島県いわき市、以下「HealtheeOne」)と東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区)が共同で、医療機関に特化したサイバーリスクへの備えとなる「HealtheeOne 医療情報リスク補償」を開始する。

近年のIT化やスマートフォンの普及により、医療機関でも、ITサービスの利用が徐々に広がっており、電子カルテにおいては導入病院数が増え続け、ここ数年間で見ても毎年、約11〜15%ほど導入率が増加している。(※JAHIS オーダエントリ・電子カルテシステム導入調査報告)ITサービスは、医療機関の業務効率化や生産性の向上へと繋がり、今後もITの技術革新はより拡充すると予測されている。

その恩恵を受ける一方で、医療機関が取り扱う患者の個人情報や医療記録などはセンシティブな情報が多く、様々なサイバー攻撃の脅威に晒されている。「ランサムウェアに感染し電子カルテが利用できない」、「不正アクセスによる個人情報の漏洩」、「医療機関のサプライチェーンへの攻撃」なども確認されており、情報や金銭だけでなく社会的な信用失墜にも繋がりかねない問題となっている。また、サイバー攻撃は、飛躍的なスピードで、手口も巧妙化、多様化しており、サイバー攻撃のリスクをゼロにすることは困難ともいわれている。

「HealtheeOne 医療情報リスク補償」は、HealtheeOneが提供するクラウドサービスに自動付帯となるが、HealteeOneが「HealtheeOne 医療情報リスク補償」を新たに導入することで、サービスの導入から万一への備えまできめ細かくサポートし、医療機関がITサービスを活用することへの安心を提供し、ITサービスの利活用を促進する。電子カルテなど医療関連機器のウィルス感染や情報漏洩などのサイバーリスクのほか、USBメモリや機密書類の紛失事案などにも対応する。